●機体説明オリジナル●
【地球連合】
ルシファーガンダム
形
式番号:GAT−X000(エックス・スリーゼ
ロ)
全高:18.52m
重量:64.8t
パイロット:レイナ=クズハ→カムイ=クロフォード
備考:G計画の試作機。
ヘリオポリスで開発された試験機である5機の元になった最初の機体。
なお、本機製造にあたり、鹵獲したZGMF−1017:ジンのフレームを基にしたと
記述にはあるが、本体フレームと機体形状においてさる財閥より齎されたデータも流用されているという説があるが、真相は定かではない。ただし、対MS戦を
想定され、連合の持てる最高の技術を用いて完成された本機は、最高の性能を示しながらも、最高に扱いづらい機体となってしまった。初期にテストパイロット
を務めた者は、その要求される操縦技能に対処できず…またOSがあまりに不完全であったために満足いく結果は得られず、コスト面や操縦のシビアさから性能
をそのまま実用化できず、結果…3種のフレームに分けて試験機である5機に流用された。
初のPS装甲を採用し、また大型可変ウイングスラスターを装備し、試験機の5機を
トータルバランスでは上回るが、その操縦の難度と機体を操作するOSが不完全であったため、封印が決定され、ヘリオポリスでのデータ収集後、破棄される予
定であった。
だが、偶然にも乗り込んだレイナがOSを書き換え、性能をフルに発揮することが可能
となった。大気圏内での飛行も可能とするが、逆にエネルギー消費が激しい。
機体形状とPS装甲ON時の色が黒であるため、『ルシファー』というコードネームを
つけられた。
オーブ沖での大破後、モルゲンレーテにて改修…破損したコックピット周りを大幅に変
更し、『パワー・エクステンダー』を搭載。
改修後は、カムイ=クロフォードの乗機となる。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・60mm高エネル
ギービームライフル
・85mm胸部マシン
キャノン砲×2
・ビームサーベル×2
・対ビームコーティン
グシールド
・6連装ホーミングミサイルポッド×4(オーバーハングパック装備時)
・120mmビームキャノン×2(オーバーハングパック装備時)
メビウス・インフィニート
形式番号:TS−MA4
全長:15.35m
重量:22.5t
パイロット:アルフォンス=クオルド
備考:アルフ用にカスタマイズされたブルーカラーのメビウスの改良型。
機体にスラスターを数多く装備し、高速化を可能としたが、それに伴って機体も大きく
なってしまった。
対艦ミサイルやレールガンなどを装備している。
武装:・バルカン砲×2
・2連装リニアキャノン
・対艦ミサイル×2
・レールガン×2
デュエルガンダム(ウォルフカスタム)
形
式番号:GAT−X102U(タイプU)
全高:18.84m
重量:64.7t
パイロット:ウォルフ=アスカロト
備考:初期に開発されたX102を、ナチュラル用に再設計したタイプU。
ザフトに奪取されたXナンバーの中で、X102は基本設計機となり、有効性が認めら
れ、量産型のテスト機として数機が開発され、その一機をウォルフ用にカスタマイズした。
ノーマルのデュエルと違い、この機体には、バックパックに大型可変クローを装備し、
推進システムにエールストライカーの技術が流用されている点が挙げられ、近接能力の高いデュエルの格闘能力向上のために新たに開発された。(これは、スト
ライク用のストライカーパックへの移行も考えられていたが、ソードストライカーほどの近接戦の向上は望めず、計画は凍結された)
カラーリングは、イザークのデュエルと違い、全身を真紅に染め、左肩にウォルフのエ
ンブレムである双頭の竜がマーキングされている。
なお、この機体は、連合のMS運用計画におけるノウハウと、OSのテストも兼ねてい
た。
後に、これをさらに量産に適した形態に変えたのがタイプVであるが、デュエルよりも
性能の高いストライクのタイプUの量産が開始されることになった(さらに、大戦後期にはストライクダガーの量産性と105ダガーの汎用性を併用したGAT
−02L2:ダガーLが開発・増産されるため、デュエルのタイプVの大量量産は見送られることになり、限定的に数十機で生産が打ち切られた)
ルシファーとの戦闘で中破し、破棄が決定され、このデータが後のGAT−X174に
繁栄されることになる。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・175mmグレネー
ドランチャー装備57mm高エネルギービームライフル
・ビームサーベル×2
・対ビームコーティン
グシールド
・ストライククロー×2
先行試作型バスターダガー
形
式番号:GAT−01B1
全高:17.85m
重量:83.8t
パイロット:アイザック=ヒューゴ
備考:ストライクダガーに、バスターと同等の火力を持たせた機体。
後に開発されるGAT/A−01E2:バスターダガーの先行試作機。
火力向上は成功したものの、運用のために、大容量のエネルギーパックを装備せねばな
らず、鈍重な機体となり、機動性が乏しく、ナチュラルでは操作が不可能と判明し、数機生産しただけで、開発は再設計…より一層の性能の向上が求められた。
機体パーツはストライクダガーからほぼ流用している。
迷彩カラーリングを施し、アイザックの搭乗機として渡されたが、レイナの駆るルシ
ファーに撃破される。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・350mmガンラン
チャー
・94mm高エネル
ギー収束火線ライフル
・対装甲散弾砲
・超高インパルス長射
程狙撃ライフル
ゲイルガンダム
形式番号:GAT−X174
全高:20.6m
重量:87.4t
パイロット:ウォルフ=アスカロト
備考:大西洋連邦で開発されたX100系統の最新鋭機。
X102:デュエルの近接能力とX103:バスターの火力の両特性を追求した機体。
主な戦術としては、単機で敵陣に突入後、圧倒的な近接能力で敵を撹乱し、中枢を破壊するというものではあるが、そのためには長時間稼動を可能とする新型
バッテリーの開発が急務となった。
圧倒的な火力と、高い格闘戦能力を有し、高機動を可能とする6枚の可変ウイングが装
着され、このウイングには、開発途上である新型バッテリー、太陽の光をバッテリーに変換する『アブゾーブバッテリー』が組み込まれ、太陽の指す場所では、
ほぼ半永久的にエネルギーを供給することが可能となる設計だが、まだ試作の域を出ず、消費と供給の割合は7:3であり、長時間運用は未だ成功していない。
(これは、NJによって核エネルギーを封じ込まれた地球側が独自に進めていた技術である)
だが、その圧倒的な能力は、搭乗者の安全を完全に無視したもので、特攻機としての意
味合いが強く、強化人間でなければ耐えられない。
両腕には、近・中距離用の竜の顔を模った伸縮クローに、ボディ内部に大型ビーム兵
器、両肩にワイヤー装備の大型クローを内蔵している。
なお、この機体はTP装甲だけでなく、ラミネート装甲も使用され、ビーム兵器への対
策テストも同時に成されている。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビームサーベル×2
・ショルダーヒートワイヤー:ベルフェゴール(100mmエネルギー砲内臓)×2
・380mm複列位相エネルギー砲×3:ネオ・スキュラ
・75mmサイドレールガン×2
・大型クローファング:ファーブニル(火炎放射器・ビーム砲内臓)×2
ヴァニシングガンダム
形式番号:GAT−X414
全高:19.7m
重量:83.2t
パイロット:アディン=ルーツ
備考:先の3種フレームから発展したX400系統の機体。
この機体の最大の特徴は支援メカ:ステルスライザーと組み合わせて状況に応じて武装
を変える点にある。X400系統に求められたのは、多種な戦闘状況に応じてアビリティを変化させるという点である。当時、MS運用に関してのノウハウ面で
圧倒的にザフトに劣っていた連合は、早急に様々な状況下でのMSの運用データを欲していたが、それらの能力を個々に分けるのではなく、機体の外部パーツ換
装によって高い汎用性を持たすことを考えたが、機体バランスの調整で頓挫……また状況に応じて外部パーツを換装するのは人事面でもコスト面でもデメリット
が強く、新たに考え出されたのがそれらの装備を独立稼動する支援メカに組み込むという案がなされ、実行に移されたのがX414である。また、量子通信技術
を応用させた独立型ビームシールド展開ユニットを試験装備させた。連合側でも、ザフトと同じく量子通信技術を進めていたが、ヴァニシングに組み込まれた防
御ユニット用いられた量子通信技術はザフト側に比べて完成度が低く、機体から遠く離すことが未だできないでいる。なお、ユニット展開時の配置がドーム型の
星空に見えることから『プラネット』と名付けられた。この機体はあらゆる状況下でのデータ収集を終えた後、支援メカに改修を受けオーブ戦に投入された。
ステルスライザーと合体することによって空中戦、防御などを上昇できる。
バックパックにはストライカーパックから発展させ、メビウス・ゼロに搭載されていた
ガンバレルを小型化・装備し、様々な射程からの攻撃が可能。
ステルスライザーに、ゲイルと同じ『アブゾーブバッテリー』が内蔵され、合体時に
は、そちらに機体バッテリーが変更する。
ゲイルと同じようにコックピット周辺にはTP装甲を使用し、その他の装甲はラミネー
ト装甲を用いている。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビームアクス×2
・77mm2連装グレネードランチャー×2
・有線式ガンバレル(58mm2連装ビーム砲内臓)×4
・90mmビームガトリングガン
・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×4(ステルスライ
ザー)
・88mmレールガン:エクツァーン×2(ステルスライザー)
・200mm8連装ミサイルポッド×2(ステルスライザー)
・フロートディフェンサーユニット:プラネット×10(ステルスライザー)
・ビーム内蔵式ショットクロー×4(ステルスライザー)
・120mmロングレンジキャノン(ステルスライザー)
・アシッドシザース(60mmエネルギー砲内臓)×2(ステルスライザー)
ゲイルガンダムインサニティ(+シンポジウムさんの応募作品)
形式番号:RGX−174I
全高:22.87m
重量:96.4t
パイロット:ウォルフ=アスカロト
備考:GAT−X174:ゲイルに核動力とNJCを搭載した改修型でゲイルインサニティ
と名を与えられる。(連合製の核動力の機体はRGXナンバーで呼称され、ナンバーの語尾のIはinsanityの頭文字であり、
『狂気』を現わす)
搭載されていたアブゾーブバッテリーの稼働率が極端に低く、長時間戦闘を可能とする
ために、パイロットであるウォルフの意向で核動力を搭載した地球軍で初のNJC機。
フレイ=アルスターの齎したNJCのデータにはフリーダム・ジャスティスの機体デー
タも記録されており、それを基に機体装備も改良が加えられることになった。
機体装甲はTP装甲とラミネート装甲の2重装甲をそのままに、主だった変更点はアブ
ゾーブバッテリーのジェネレーターを組み込んでいた可変ウイングを取り外し、フリーダムと同じ8枚型可変ウイングと連合で再現したバラエーナ・ビーム砲を
搭載。また、胸部のスキュラ発射口を改良された新型エネルギー砲に交換し、横一列に並んでセットされ、肩にはマイダスメッサーの改良型を装備し、ファーブ
ニルの火炎放射器を取り外し、連装ビーム砲を内蔵させた。
この改良により、ゲイル以上の格闘戦能力と火力、機動性…長時間戦闘を可能とするこ
とになったが、その圧倒的な能力故に使いこなせる者がおらず、まさにウォルフの専用機となっている。
(地球軍が核動力をMSに搭載しなかった背景には、核動力を積んだMSを量産する必
要がなかった点が挙げられる。NJCを入手した大戦後期には既にストライクダガーの大量生産ラインが確保されており、また核動力を搭載したMSの開発に莫
大な資金が必要であったため、地球軍は核ミサイルの運用にNJCを利用することに決定したことが挙げられる。未確認ながら、核動力をMSに搭載した試作型
が数機存在するらしいが、詳細は不明)
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビームサーベル×2
・ビームブーメラン:ジュテーブ×2
・ショルダーヒートワイヤー:ベルフェゴール(100mmエネルギー砲内臓)×2
・500mm複列位相エネルギー砲×3:クオス
・75mmサイドレールガン×2
・60mmプラズマビーム砲×2
・大型クローファング:ファーブニル(3連装ビーム砲内臓)×2
ディスピィアガンダム(+いわっちさんの応募作品)
形式番号:GAT−X366
全高:18.4m
重量:73.5t
パイロット:イリューシア=ソキウス
備考:X300系統の最新鋭機。X370の戦闘データを流用し、完成させた可変機。
この機体は、オーブ侵攻作戦に間に合わず、プトレマイオスクレーターにて完成をみ、
ドミニオンへと配備された。
戦場が宇宙へと移行した情勢に合わせ、本機は宇宙用の機体へとセッティングされ、推
力強化用の可変バーニアを脚部と腰部に装着し、宇宙空間でのトリッキーな動きを可能としている。制式機であったGAT−333より、よりシャープな機体へ
と再設計され、機体各所に可変ブースターと背面にバーニアを3基搭載し、より機動性を重視した設計へと変更されている。
MA形態の機動性を高めるための軽量化を施しているために若干装甲が薄いがTP装甲
を搭載している点で補っている。基本戦法としてはイージス同様センサー強化を活かし、長距離からの狙撃しつつ一撃離脱である。
MA形態は、完全な鳥をイメージしたものへと変形し、翼形態もそれに合わせてレイ
ダーよりもよりフォルムが変更されている。
アブゾーブバッテリーが搭載され、パイロットにはGAT−333の2号機でオーブ戦
に参戦したイリューシア=ソウキスが搭乗する。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビーム薙刀:ライトニング
・80mm2連装ビームキャノン
・アサルトナイフ:アーマーシュナイダー×2
・2連装ビームライフル:ラルヴァ
・220mm6連装ミサイルポッド×2
・175mmグレネードランチャー内臓ヒートロッド:ヨルムガント
ストライククラッシャー
形
式番号:GAT−X105B
全高:18.22m
重量:65.3t
備考:GAT−X105:ストライクの改修型。ブルーコスモス内部でNo.2の位置にい
たロード=ジブリールが、アズラエルの推奨していた次世代型GATシリーズとは別系統で開発を進めさせていた機体で、正式名称はストライクガンダムMk−
Uであるが、量産機としてはコスト面・情勢面において量産計画は先送りにされ、結果として簡易量産型のストライクダガーや105ダガーの量産が優先され、
この名称は幻となった。
PS装甲ではなく、TP装甲を使用し、稼働時間の延長を施している。また、コスト削
減のために換装システムを排除し、一つの機能をそれぞれ特化させて装備させている。
頭部だけが、通常のGモデルではなく、ダガー系列を使用している。
カラーリングと能力はパイロットによって様々だが、主なパイロットはトライ・スレイ
ヤー隊。
武装:・40mm口径対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルンU×2
・アサルトナイフ:アーマーシュナイダー×2
・ドリルクラッシャーアーム(オプション)
・エネルギー偏向装甲:ゲシュマイディッヒ・パンツァー(オプション)
・デルタクローアーム(オプション)
・エクステンションライフル(オプション)
・ビームコーティングシールド(オプション)
・ビームサーベル×2(オプション)
・125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲:シュラーク(オプション)
・80mm2連装レール砲内臓シールド(オプション)
・65mm口径無反動砲(オプション)
強行偵察試験型:ブリッツダガー
形式番号:GAT/A−02E
全高:17.05m
重量:61.1t
備考:隠密潜行・電撃奇襲を視野に入れて開発された105ダガーシリーズのバリエーショ
ンの一つ。原型となったのは、GAT−X207:ブリッツである。ミラージュコロイドの高いステルス機能を標準装備された量産型。
本体構造の雛形はGAT−01A1:105ダガーであり、ブリッツのバーツを転用し
て試作され、大戦後期において完成を見るが、コスト面と情勢に押され、量産計画は見送られた……そのプロジェクトをジブリールが買収し、極秘裏に生産を行
い、数機がネオ=ロアノーク率いるパワーに配備された。
装備面はブリッツと通じるものがあり、また索敵のため頭部レーダー類が強化されてお
り、ミラージュコロイドの展開も安定が高い。
本来は、少数精鋭の特殊部隊などに配備される予定であった。主な役目は敵陣への潜
入、そして敵の中からの破壊活動。
武装:・40mm口径対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルンU×2
・複合兵装防盾システム:トリケロス
・大型ビームコーティングナイフ
・ビームロケットアンカー:スネーク
高速指揮戦闘型:イージスコマンド
形式番号:GAT/A−03C
全高:19.29m
重量:83.1t
パイロット:スティング=オークレー、ステラ=ルーシェ、アウル=ニーダ
備考:ブリッツダガーと同じく105ダガーシリーズのバリエーションの一つであり、原型
となったのはGAT−X303:イージスである。イージスに求められた高い指揮能力と変形による高速戦闘を視野に入れて再設計された機体であり、ダガー部
隊の指揮官機として開発されたが、変形機構と性能面からデメリットの方が大きく、結局は105ダガーが指揮官機として使用され、この機体も数機開発しただ
けで生産は打ち切られ、計画は凍結された。だが、ブリッツダガーと同じくジブリールがプロジェクトを買収し、技術陣が改良を重ね、X200系統の技術を取
り入れ、新たに設計された機体がパワーへと配備された。情報収集能力に長け、一機で105ダガー2機分の戦闘能力を有する。
故に、ダガーという名称ではなく指揮官を示す『コマンド』という名称が与えられた。
リフターを被り、前屈みに変形することでホバーモードに変形し、より機動性を向上さ
せ、強襲型としても使用できる。
武装:・40mm口径対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルンU×2
・ビームサーベル×2
・アンチビームシールド(グレネードランチャー内臓)
・60mm高エネルギービームライフル
・380mm複列位相エネルギー砲:スキュラ
・ビーム内蔵式クロー×2
・エネルギー偏向装甲:ゲシュマイディッヒ・パンツァー
ストライクファントム
形
式番号:GAT−X105V(タイプスリー)
全高:17.72m
重量:64.8t
パイロット:ネオ=ロアノーク
備考:唯一連合内に残されたX105:ストライクは、その汎用性から後の量産機の基本設
計機となり、また指揮官用のMSとして機体を強化していった。
アズラエル財閥が量産型のシェアを握っていたため、ロード=ジブリールが機体性能の
強化を重視した。タイプUはナチュラル用に再設計され、指揮官用機として数機が配備。タイプBが特殊換装型に設計されたに対し、タイプVはタイプUをより
高性能にカスタマイズされた、当時の最先端技術が施されている。
機体装甲にはTP装甲とミラージュコロイドを採用し、指揮官用機として、イージスと
同じ通信・センサー類の強化のために頭部アンテナも大型化・増加されている。コストの問題のため、大戦中ロールアウトしたのは数機のみで、その一つがパ
ワーへと配備され、指揮官のネオが搭乗する。
また、P.M.P.社が開発したAQM/E−X04:ガンバレルストライカーが装備
され、機体カラーは赤紫で塗装されている。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビームサーベル×2
・57mm高エネルギービームライフル
・ビームコーティングシールド
・有線式ガンバレル×4
ダガー弐型
形
式番号:GAT−01A2
全高:17.85m
重量:67.7t
備考:GAT−01A1:105ダガーの改修型で105ダガー弐型とも呼ばれる。
大戦後期に開発された105ダガーはストライクの直系の性能を持たされていたが、戦
況の変化に対応して105ダガーは主に指揮官機などに配備され、それに次ぐ新たな量産計画が考案され、ストライクダガーの量産性と105ダガーの汎用性を
併用した量産機の開発が行われ、その結果完成したのがダガー弐型であり、ボディと頭部を105ダガーから…それ以外の四肢のパーツはストライクダガーから
流用して試作され、その結果105ダガーよりも若干性能が落ちるも、ストライカーパックを使用しての多種な戦闘に対応できる点でストライクダガーを上回る
能力を示したことで僅かに増産が行われ、新型ストライカーパックのテストヘッドと同時にトライアルが何度か行われ、そのテスト型ストライカーと105ダ
ガー弐型の一機がトウベエの手引きでTFに横流しされることになり、ネェルアークエンジェル内で試作された陽電子砲を形成するケーブルを利用した超高狙撃
方ストライカーパック、AQM/E−P06:ポジトロンストライカーが装着されて運用される。
また、増産されたこの機体はファントムペインに新型のテストストライカーパックとと
もに譲渡され、実戦での試験運用を行っている。
後に、この105ダガー弐型の運用データから大戦末期にGAT−02L2:ダガーL
と呼ばれる次世代型量産機が開発される。
武装:・40mm口径対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン
U×2
・ビームサーベル×2
・57mmビームライフル
・ABシールド
エインヘルヤルガンダム(いわっちさんの応募作品)
形
式番号:RGX−P00U
全高:19.41m
重量:71.4t
パイロット:ユウリョング=デル=ヘンケル
備考:地球軍の核搭載型試作MSの2号機。NJCを搭載し核エンジンを積んだ事によって
エネルギー問題から開放されMSの単独による作戦行動能力を追い求めた結果、フリーダムやインフィニティ同様のコンセプトとなり一対多数の戦闘を想定して
開発された砲撃型MSとなっている。
大容量のエネルギーを確保する手段が確立せず、完成は遅れていたが、NJCによって
初めて解決をみ、現時点での機動性能の限界を追及しており急発進、急停止、トップ加速からの全く勢いを殺さないUターン等のアクロバティックかつトリッ
キーな動きができる。
それを可能とする為に背中の翼状のバインダーと脚部には高出力のスラスター、両肩の
ウィング(アンチビームコーティングが施され盾代わりに使用できる)と腰部に可動式ノズル、機体の随所にはターレット・ノズルが備え付けられ、凄まじいま
での機動力を誇るがパイロットの事を全く考えておらず殺人マシンといえる仕様となっている。
機体の各部にはかなりの負荷がかかる事から、機体剛性を高める処置が施されている為
に少々重くなっており当然ながらTP装甲を採用している。
コーディネーターやエクステンデッドでも耐え切れない程のGがかかるためにパイロッ
トスーツは通常の物とは異なり特注の対Gスーツでかなりゴツく内部に衝撃吸収ハードジェルが入っている、またコックピットも同様に対G仕様となっており体
を固定させるのはシートベルトでは無く拘束具に近いもので完全に体を固定するようになっている。
両腕にビームサーベルとライフルが一体化したハンドカノン型の複合兵装でライフルと
サーベルの持ち替え時間を短縮し懐に入ってこられても瞬時に接近戦が可能となっている。
実弾の対PS・TP用試作兵器としてレール・マシンライフルと言う武装を搭載してお
りレールガンをまるでマシンガンのように発射する事が可能で破壊力よりも貫通力に重点が置かれておりPS・TP装甲の機体でも衝撃で内部構造にダメージが
行く形となっている、フリーダム同様に左右腰部の可動式ノズルと一体型になっている。翼状のバインダーに収納されているブラスタービームキャノンは威力こ
そ他の砲戦仕様の機体より劣るが、ビームを拡散させ複数の敵を攻撃することが可能となっている。NJCのお陰でマルチロックオンが可能となりフリーダムや
インフィニティクラスの複数同時攻撃が可能となっている。
1号機たるP00:テスタメントは未だNJCを入手していない時期に試作されたため
に、核動力換装後の相互テストのためにメネラオスに配備されるも、衛星軌道での戦いでメネラオスは轟沈…テスタメントは抹消ナンバーとなった。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・80mmマシンキャノン×2
・複合兵装型ビームハンドカノン×2
・レール・マシンライフル×2
・ブラスタービームキャノン×2
【ザフト】
シグーカスタム:ヴァルキリー
形式番号:ZGMF−515C
全高:18.5m
重量:63.7t
パイロット:リン=システィ
備考:リンの愛機である『漆黒の戦乙女』の乗機。
シグーをベースにスラスターを強化し、高機動を可能としたカスタム機。
武装も通常とは違い、ザフトで進められていた試験的ビーム兵器が装備されている。
(これは、リンの初の地上戦であった華南基地制圧戦において挙げた戦果によるものである)
高機動を得るために機体の小型化・軽量化を施しているために装甲は若干うすいが、後
に地球に降下後、Xナンバーのデータを基に、スラスターの強化、両肩にショルダーブースターとPS装甲を採用し、単独での大気圏内飛行が可能となる。
なお、リンが初参戦したのは世界樹攻防戦であり、この当時はジンを扱い、ラウ=ル=
クルーゼには及ばないものの高い戦績を上げ、後に量産後継機であるシグーに搭乗。(この頃には既にパーソナルカラーを施していたとされる)後に起こった第
一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において戦艦3隻、MA63機という高スコアを叩き出し、『漆黒の戦乙女』の名を得たと記録にはある。この戦いにおいて搭乗し
ていたシグーが後にリンの要望でカスタマイズされ、現在の形に仕上がったとされる。
武装:・MMI−M5 試作型ビームマシンガン
・MA−M4A 重斬刀
・M7070 28mmバルカンシステム
・内装防盾
・MMI−M8A3 76mm重突撃銃
・ビーム対艦刀(改修後)
リベレーションガンダム
形式番号:ZGMF−X05(エックス・オーファイブ)
全高:17.38m
重量:65.2t
パイロット:リフェーラ=シリウス
備考:奪取された連合軍のGを研究し、ザフト初のPS装甲を採用した機体。
なお、本機は当初シグーに代わる次世代型量産試作機としてフレームが設計されていた
が、奪取し、クルーゼによって齎された連合G兵器のデータと一部パーツの移送・解析により急遽仕様が変更され、PS装甲の試作型と大型狙撃ビーム兵器とい
う装備を施す。なお、その際に特徴であったモノアイ型頭部は外され(一説には連合のGに採用されていたツインアイ頭部がよりセンサー系統が強化されていた
ためにというが、真相は不明)、機体形状は、連合のGと通じるものがあり、後のNJC機と量産機の試験目的も兼ねていた。
奪取したGの中で不足していた長遠距離からの狙撃を目的とした機体。
なお、試験運用は本来ラコーニ隊へと任せられるはずであったが、クルーゼ隊へ配属と
なったリフェーラ=シリウスに運用を委任することになった方針には、シーゲル=クラインの攻防本部への癒着があったとされるが公式の記録には残っていな
い。
後のオーブ沖での攻防で大破され、ナンバーは登録抹消となる。(未確認であるが、本
機は当初近接戦闘型の機体とコンビネーションを組んで作戦を敢行するツインプランで進められていたが、急遽2機とも仕様が変更され、比較的改修の早かった
リベレーションはX05というナンバーを与えられ、実戦への試験投入が行なわれたが、対であった機体はX06というナンバーを与えられるも、その運用度と
能力不足から満足いくテスト結果が得られず、結果…X06は解体され、その試験データが後のX08へと流用されることになる)
武装:・MMI−GAU 70mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・58mmグレネードランチャー×2
・2連装ビームサーベル
・大型スナイパーインパルスライフル
・対ビームコーティングシールド
ジン・アサルトシュラウド(地上改修型)
形式番号:ZGMF−1017AS
全高:22.5m
重量:88.3t
パイロット:ヴァネッサ=ルーファス
備考:既存のジンに追加装甲:アサルトシュラウドを装備したジンの強化機。
ジン用に試作された追加装甲はデュエルに急遽装備されたため、ジンへの配備が若干遅
れたものの、デュエルで収集した実戦での運用データから、量産性を高めたものに変更された。ただし、この追加装甲は機体の重量をさらに増すために、宇宙空
間でならともかく、重力下での運用は極めて不備であったため、地上の最前線に配備されたのは極僅かである。
また、戦線において様々な個人的カスタマイズを施された傾向があり、本機はヴァネッ
サの要望による兵装としてD型装備のM69バルルス改特火
重粒子砲が標準装備され、攻撃面は強化されたものの、大容量のエネルギーと推力を保つために、大型プロペラントタンクを装備している。
なお、この追加装甲は脱着式であり、脱着時の眼晦まし効果も兼ねている。
アサルトシュラウド追加装甲の一つがアジア戦線のヴァネッサ=ルーファスのジンに装
備されたが、彼女のパーソナルカラーである金色にアーマーを塗り変え、その作業に副官のライルをはじめ、整備士達が多大な疲労を被ったことも明記してお
く。
武装:・M69 バルルス改特火重粒子砲
・115mmレールガ
ン:シヴァ×2
・220mm径5連装
ミサイルポッド×2
・MMI−M8A3 76mm重突撃銃
・ビーム対艦刀
インフィニティガンダム
形式番号:ZGMF−EX000AT(イーエックス・スリーオー・エーワン)
(正式形式番号は
DEM−X000−01)
全高:19.2m
重量:81.3t
パイロット:レイナ=クズハ
備考:地球軍から奪取したXナンバーのデータを基に開発されたフリーダム・ジャスティス
とうのZGMF−Xナンバーの先行試作機。
PS装甲や小型化したビーム兵器を標準装備し、この機体の最大の特徴はNJCと核融
合エンジンを搭載している点と、新開発のプラズマ変換装置がブースターとして使用されている点である。
EXナンバーは、核分裂エンジンが搭載される予定であったが、開発された大出力を誇
るパワーの設定値をクリアするためには、それでは届かず、ザフトで試作された核融合エンジンの小型機を搭載されることになり、それによって生み出されるプ
ラズマ粒子を推進力とすることで、その規定値をクリアしたものの、皮肉なことにザフトの最高技術が集約された本機は、最高に扱いづらい機体となり、この背
景には質を高めるというザフト軍開発部の思想が繁栄されている。設定された性能以上を発揮するのは愚か、まともに動かせるパイロットもなく…機体がパイ
ロットを選ぶものとなってしまい、パイロット選考は困難を極めていた。(EX000AUは適性検査でリンが適合し、搭乗することとなった)
また、NJCを搭載することにより、多重ロックシステムを確立させた。
ビーム兵器を多く装備し、一対多数の戦闘を主眼にしている。そのために多連装ビーム
砲:デザイアを装備し、ビーム兵器のタイムラグを極力抑えている。
EXナンバーは、『たった一機で戦局を変える』という明らかに時代に逆行したコンセ
プトを基に設計されており、そのために過剰なまでの装備とシステムが搭載され、核融合エンジンの小型化が急務となった…機体開発はルフォン=バーネットを
はじめとしたザフト技術陣だが、その設計思想はマルス=フォーシアによって成され、エヴォリューションと対として設計され、エンジン部分に搭載されたプラ
ズマジェット理論は、アマノ=バーネットによって成され、EXナンバーは新技術の実験機的な役割を果たしている。
また、機動性能向上のため、ビーム粒子を翼状に展開するBPC装置:Beam Particle
Conversion drive【ビーム粒子変換装
置】:ウェンディスを装備(『ウェンディス』とは、神話の中の堕天使を意味する)…ルシファーの数倍以上の戦闘能力、機動性、反応速度を誇り、レイナの乗
機となる。
なお、EXナンバーはパイロット登録制であり、一度登録したパイロットにしか操縦で
きない。(解除は、プラントの専門機関のみ)
この機体の 正式形式番号はDEM−X000−01……Deus Ex Machinaと呼ばれる機体の試作零号機のカスタム機の一体。『Deus Ex Machina』とは、ラテン語で『機械仕掛けの神』を表す。
この機体には、マルス=フォーシアが改修したIRPA回路:Infinitely and Ruining Possibility Arithmetic
feedback unit System【無限及び破滅化演算装置】が頭部に搭載されており、これにより、機体とパイロットの感覚をダイレクトに直結
し、反応速度を倍化させ、さらには通常はロックされているリミッター(核融合エンジンの出力を全開にしたら、パイロットの身体が高機動に耐えられないた
め)を解除する…そして、この回路はパイロットに戦闘状況を的確に分析させ、戦闘に勝利するためにあらゆる可能性を見せる…だが、多用は自身の破滅を招く
程、パイロットに与える負担も大きく、通常はこの回路はロックされている。元々これは、マルスがメタトロンに対抗するために原型となったメタトロンのバイ
オ・マシンインターフェイス:DarkNess回路を基に開発したが、不確定要素が強く、システムプログラムの一部を欠如させ、起
動キーとともにヴィアに託す。また、並みの人間では発動した瞬間にシステムに取り込まれるために廃人になるうえ、あらかじめ設定された人物の脳波データと
シンクロするために実質はレイナとリンしか使用に耐えられない。
マルスは後 にメタトロンへの対抗策としてメタトロンのデータを基にDEMの基礎フレームを再設計し、対メタトロンを想定したインフィニティを設計、そのデータを基に 護衛機としてエヴォリューションを設計し、これらはそれぞれ基礎フレームとなったDEM零号機の改修型として『タイプT』、『タイプU』と明記。本体の開 発をメンデルで行っていたが、その後パーツに分解して極秘裏にプラントに移送し、その後マルスは蒸発…機体フレームの組み立てはアマノ=バーネットが密か に行い、アマノの失踪後、機体はEXナンバーとしてプラント工廠内にて当時の最先端技術で完成させられる。この開発を担当したのがルフォンであり、アマノ の開発した試作型核融合炉及びプラズマジェット理論などが導入された。これらのフレームに合わせての新基軸の技術導入に関しては、インフィニティに使用さ れていたフレームに特徴がある。メタトロンは固定化したフレーム構造であったが、インフィニティはそのフレームを基に各種間接やフレームが独立した機構 (後にXフレームと呼称。これには、EX及びDEMのタイプXという機体型式番号より命名)として再設計されており、フレームの各部位の拡張変更が容易な 点が挙げられ、ボディブロックのフレーム構造を一部変更し、核融合炉とプラズマジェット理論を採用したとされる。(設計を担当したルフォン=バーネットら 開発部はこれらの基礎フレームが数年前に設計されていたという事実に驚愕し、後にモジュール構造を利用した機体へと応用されることになる)
なお、当初 から機体のパーソナルデータには特定の人間の脳波がセットアップされており、パイロットは決まっていたという説もある。
メンデルで の大破後、レイナの改修プランを基に、リフレクタービームシールド内臓やバーニアの追加により、まさに単機での能力を追求した機体となったものの、さらに 扱いが難しくなっている。
武装:・MMI−GAU 76mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MG−80mmマシンキャノン×2
・MG−M00 ツインビームライフル:ダークネス
・MG−MA ハイデバイスビームハルバートブレード:インフェルノ×2
・MMI−GG0 プラズマビームインパルス砲:オメガ×2
・MMI−V1 13連装ビーム砲内蔵型ビームコーティングシールド:デザイア
・RQM002 ビームコーティングブーメラン:ケルベリオス
・ビーム粒子ウイング:ウェンディス
・65mmブレストバルカン砲×2(ブラスター形態時)
・ハイ・メガビームランチャー:フェンリル(ブラスター形態時)
・マイクロエクステェンシブミサイルポッド×6(ブラスター形態時)
・2連装超距離陽電子破壊砲:フェイタルセイヴァー×2(ブラスター形態時)
・MMV02 フォルスビームヴェスヴァー×2(ブラスター形態時)
イメージ曲:Ace
Attacker (ヒュッケバインMk‐V
のテーマ)
(画:MIZU氏)
エヴォリューションガンダム
形式番号:ZGMF−EX000AU(イーエックス・スリーオー・エーツー)
(正式形式番号はDEM−X000−02)
全高:19.3m
重量:84.2t
パイロット:リン=システィ
備考:インフィニティの兄弟機。本体構造はほぼ同型で、カラーリングもほぼ同じ。
この機体も PS装甲などの基本装備は同じでNJCと核融合エンジン、プラズマ変換装置を搭載している。
YFM− X000Aから派生した直通の機体…インフィニティが火力を重視したのに対し、こちらは基本的な装備は同じだが、近接戦闘及び乱戦時の装備を多く装備し、 センサー索敵機能が強化されており、頭部アンテナもそれに伴い増加されている。
インフィニ ティとの違いは核融合エンジンによるエネルギーが機体各所の高速性とパワー面を重視し、BPC装置を積んではいないが、全身にビームコーティングを張り巡 らせることができ、PS装甲と併用して防御力は高い。機体各所にブースターノズルとバーニアを多く装備し、高速戦闘と機動性を重視している…これには、 ZGMF−1017Mのデータと、ミーティアの技術が流用されている。
X13A: プロヴィデンスと同じ量子通信システムを搭載し、様々な射程からの攻撃が可能なドラグーンシステムを装備している。(適性検査によって、リンは常人を遥か に上回る空間認識能力を有していたので、この機体の搭乗が決まった)
なお、この ドラグーンシステムには、YMF−000Aとは違い、重力下での運用も考慮されて、重力制御システムも試験的に組み込まれている。
インフィニ ティと同じく、IRPA回路を搭載している。
ブラスター 強化を施されたインフィニティと違い、改修予定のなかった本機のために、プラントより齎されたヴェルヌ局からのユニットモジュールを改装し、ミーティアの 初期モジュール構造と合わせてZEROというコードナンバーが施されたミーティアに換装し、エヴォリューションの弱点で あった大火力を補うことが可能となった。(アメノミハシラ内において、プラントより齎されたモジュールパーツはヴェルヌ35A/MPFMとして3基がロー ルアウトし、チーム内のパイロットに与えられる結果となった)
DEM零号機のタイプTであるインフィニティの護衛機として設計され、本体構造は純
粋な能力コピー機であるが、本体骨格フレーム設計後にマルスが蒸発したため、インフィニティとともにパーツ分解され、封印されていた。その後、EXナン
バーとしてルフォンが組み立てるものの、武装面においては基本的な武装しか設計されておらず、ルフォンが実用化された量子通信システムを組み込むことでイ
ンフィニティとの武装に相違点が出る結果となった。これらの装備変更やシステム増加も拡張変更が容易なXフレームならではの利点である。
武装:・MMI−GAU 76mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MG−80mmマシンキャノン×2
・MG−MA ハイデバイスビームハルバートブレード:インフェルノ×2
・MMI−V1 13連装ビーム砲内蔵型ビームコーティングシールド:デザイア
・MMI−M01 88mmビームマシンガン:ヴィサリオン
・スクリューウィップ×2
・クラッシャーファングアイゼン:スコーピオン
・ドラグーンブレイカー×6
・MMI−M08 クスィフィアスレールガン×2
・60cmエリナケウス対艦ミサイルポッド×20(ミーティアZERO時)
・37mmレーザー突撃銃×18(ミーティアZERO時)
・ホーミングランチャー×4(ミーティアZERO時)
・120cm高エネルギー収束火線砲×2(ミーティアZERO時)
・MA−X200対艦ビームサーベル×2(ミーティアZERO時)
ヴァリアブルガンダム
形式番号:ZGMF−X08A(エックス・オーエイト・エー)
全高:19.0m
重量:71.8t
パイロット:メイア=ファーエデン
備考:フリーダム、ジャスティスの兄弟機で、ソードストライクやデュエルのデータから近
接戦闘を重視した機体。
ZGMF−Xナンバーでは初の核動力搭載型で、Xナンバーの試験機に当たる。アーク
エンジェル捕虜からの脱出という行動をプロパガンダに利用しようとしたパトリック=ザラの思惑により、メイアがこの機体のテストを任されることになり、次
に続く機体のテストヘッドにもなった。
NJCと核エンジンを搭載し、本来は3機で運用し、ヴァリアブルが前衛を務め、フ
リーダム、ジャスティスがそれを後方から援護するという運用で開発されたが、メイアが単独で使用するためにこのフォーメーションはない。
近接用装備に加えてPS装甲とミラージュコロイドシステムを採用しているが、単独で
の飛行能力はない。また、ミラージュコロイド発生時におけるガス粒子を索敵するシステムも試験導入されている。
両腰に帯刀する対艦刀:レーヴァティンは剣としてだけではなく持ち手を変えることに
よってビームを発射する狙撃ライフルとしての役目も果たし、2本のレーヴァティンを中央でドッキングさせ、ハルバート形態にして振るうことも可能。
エターナル出航の際、クライン派の一員となっていたメイアが、搭乗予定となっていた
ヴァリアブルと共にザフトから離反する。
武装:・MMI−GAU 70mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MG−80mmマシンキャノン×2
・30mmアームガトリングガン×2
・MA−MO3 ビームナイフ:レイピア×2
・スクリューウィップ×2
・RQM51 ビームブーメラン:パッセル×2
・ビームバスターアンカー:スペクター
・複合兵装型ビーム対艦刀:レーヴァティン×2
スペリオルガンダム(ルーイヒさんの応募作品)
形式番号:ZGMF−X11AT(エックス・ワンワン・エーワン)
全高:18.5m
重量:73.2t
パイロット:リフェーラ=シリウス
備考:NJCシリーズの最新鋭機として開発が進められ、地球軍より奪取したX300系統
の設計思想が反映されているX11A系統の一機。
2号機がパーツ交換によるユニットモジュールの変形機構をもつに対し、こちらは通常
の変形機構を備えている。
両肩のショルダーユニットに内臓式ブースターと、バックパックに装着されている可変
ウイングスラスターを駆使し、高機動を可能とし、機動性だけならフリーダムを上回る。
MA変形時は、上半身が180度回転し、バックパックに擬似コックピットとなる機首
が稼動する。
また、量子通信技術を活かした初期型ドラグーンシステムを利用した外部補助ユニッ
ト:ブリューナクが装備され、3つを同時に接続するとその3点を頂点として形成される面に強力な電磁エネルギーを展開、強力な防御力を持つシールドを発生
させる(これは、後にバルファスに応用された単位光波防御帯の技術が使用されている)
機体の名付け親はシーゲル=クラインで、企画書を見た時にコーディネイターを戒める
意味でSuperior『傲慢な』と名付けたが、周囲はこれを『優越した・超越した』という意味に捉えてし
まっている。
エターナル出航の際、メイアに連れられたリーラが乗り込み、以降彼女の愛機となる。
ミーティアの発展型であるAF(アーマード・ファイター)システムを採用し、この形態の機動性は現存する機動兵器の中ではトップクラス。
同時期に開発された2号機:リジェネレイドとのトライアルはスペリオルの強奪、リ
ジェネレイドの極秘任務中の失敗などから行えなかったものの、2号機のモジュール構造は量産には不向きという点から結果的に1号機の戦闘機形態への変形機
構が採用され、後のZGMF−X20系統へと受け継がれていく。
武装:・MMI−GAU 60mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MMI−90mmGGキャノン×2
・MA−M20 ルプス・ビームライフル
・MA−MO1 ラケルタ・ビームサーベル×2
・MA105 アクセルビームドライバー×2
・115mmレールガン:シヴァ×2
・ドラグーンシステム対応接続外部ユニット:ブリューナク×3
・MMI−100mmGGキャノン×4(AF時)
・220mm径5連装ミサイルポッド×6(AF時)
・60cmエリナケウス対艦ミサイルポッド×10(AF時)
・MA−7D ブレイクビームキャノン×2(AF時)
ガンダムマーズ
形式番号:ZGMF−X12A(エックス・ワントゥー・エー)
全高:22.9m
重量:127.3t
パイロット:ラクス=クライン
備考:X11Aシリーズと並行して開発されたストライク・バスターの設計思想を受け継ぐ
機体。
核エンジンによるエネルギー供給により、過剰なまでの火力を備えた機体であり、補助
バーニアが脚部とバックパックに装備されているものの、大気圏内では鈍重な機体となり、重力下での運用は向かない。
搭乗予定パイロットとして候補に挙がっていたバルトフェルドが離反したため、保留と
なっていたが、オペレーション八・八開始直前にX13A:プロヴィデンスと並行で開発していたために完成が遅れ(一説には主要メンバーの離反による開発の
遅れがあるが定かではない)、そのために開発途上で凍結された。
だが、ユーリ=アマルフィの根回しで、この機体は未完成のままジャンク屋組合に極秘
裏に回され、ラクス達の許へと送られることになった(公式記録では開発ナンバーは抹消され、機体は解体となっている)
その後、輸送中だった本機はオーディーンによって回収され、アメノミハシラにて極秘
裏に完成を見る。そして、戦場へ起つことを決意したラクスが志願し、適正からパイロットとなる。
支援AI搭載により、パイロットの生存を最優先とする緊急プログラムが搭載されてい
る。
機体名は軍神を意味するMARZから取ってつけられ、本来の運用目的で参謀的な位置
づけになる予定であり、後方支援型に回される予定だったことが挙げられる。
また、未確認だが完成が遅れた理由として、本機は元々奪取できなかった連合の
X105の研究のために開発され、装備交換による汎用性のテストを行う予定であったが、X12号機の機体パーツの一部がX11AU:リジェネレイドの予備
パーツとして回されたため、本機の開発が遅れたとされている。(予備パーツの一部はそのまま、別のMSとして組み上げられたという情報があるが、確認は取
れていない)
武装:・MMI−GAU1 20mm近接防御機関砲:サジットゥス×4
・35mm6連装ショルダービームガトリング×2
・580mm複列位相エネルギー砲:スキュラ
・30mmアームガトリングガン×2
・MA−MO3 ビームナイフ:レイピア×2
・115mm2連装レールガン:シヴァU×2
・150mm6連装ミサイルポッド×4
・85mm3連装ミサイルポッド×2
・MA−4D 2連装ビーム砲:フォルティスU×2
・220mm8連装ミサイルポッド×2
・120mm2連装ビームライフル:ジークフリート
・175mmグレネード装備対ビームコーティングシールド付属88mmビームガトリ
ング砲:ウラヌス
バルファス
形
式番号:ZGMF−M800
全高:17.5m
重量:62.7t
備考:ゲイツと同軸進行で開発された無人兵器。
この機体の最大の特徴は、防御面に特化した部分と人工知能AIを完全な搭載型とした
MM(モビル・マシン)の最初の完成型…ジンやシグーなどが、コックピット部分を換装するに対し、この機体は設計段階からコックピットブロックを排除した
形で設計されている。(例外として、一部の機体のみコックピットブロック換装式になっている…主に指揮官機や特殊隊に使用)
攻略したアルテミスより奪取した光波防御帯のリフレクターを研究し、それをMS搭載
用に小型化したエネルギーフィールドを展開する簡易型量子通信システムを利用したユニットを装備し、主に3機編成の小隊単位で運用し、死角をなくす。
パイロットという不確定要素を完全に排除し、設定された敵を躊躇いなく排除する機械
特有の技能と、高機動が可能。
武装:・MMI−GAU 76mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MA−MV03 2連装ビームクロー
・MA−M27C ビームキャノン
・無線式EFユニット×5
デュエルパラディンガンダム
形式番号:GAT−X102A
全高:19.25m
重量:97.9t
パイロット:イザーク=ジュール
備考:X102:デュエルの改良型……大戦後期において、既に能力不足が指摘されていた
デュエルに外付けの核動力源を取り付けた機体。
デュエルは、その基本設計となるベース上…どうしても武装や性能のスタンダートさは
否めなかったものの、そのフレームの性質上、改良を加えるのは容易な点がこの改修へと繋がった。
連合製のフレームは専用のパーツを製造せねばならず、フレームの5割近くを改修し、
バックパックにNJCと核動力を搭載し、そこに後部ビーム兵器を装備させ、さらにはボディ以外のパーツを新たに再設計し、機体そのもののアビリティを変化
させている。
肩の外部に可変バーニアを搭載し、トリッキーな動きを可能とし、脚部にもミサイル
ポッドを装着した新しい装甲が装備され、それに伴い、AS(アサルトシュラウド)から新たに開発された追加装甲:KM(ナイトメイル)に変更された。
その名の通り、騎士をイメージした追加装甲であり、大戦後期におけるビーム兵器の標
準装備が浸透し、AS装甲をはじめとした強化型装甲は結果として機体の重量を増し、また効率の低さ、運用技量度の高さから問題視されていたが、兵器開発部
門のスタッフが考案したのが、アンチビーム粒子を装甲面に採用し、ビーム兵器を編曲させるというものであった。(連合のX200系統の最新機がミラージュ
コロイドを応用したビーム編曲システムとは違ったアプローチであり、また装甲材に掛かるコストが高くなるために量産には至らなかった)
大戦末期にMSサイズに纏められたこの装甲ウェポンは試験運用としてデュエルの改修
に使用され、この実戦での問題点を洗い出した後に量産化に適した形に再設計される予定であった。また火力追加として頭部にもサイドバルカンポッドに大型ア
ンテナを装備している。それに伴い、武装もより近接戦向けに向上された。
武装:・MMI−GAU1 20mm近接防御機関砲:サジットゥス×4
・MMI−GAU5 6連装32mmレーザーガトリング砲×2
・MA−MO4 大型ビームサーベル×2
・80mm8連装ミサイルポッド×2
・腕部防護甲鉤爪:ガントレット
・スクリューウィップ×2
・MA−M20 ルプス・ビームライフル×2
・MA−4D 2連装ビーム砲:フォルティスU×2
シュトゥルムガンダム(+フロートさんの応募作品)
形式番号:ZGMF−X07A(エックス・オーセブン・エー)
全高:18.79m
重量:69.6t
パイロット:シホ=ハーネンフース
備考:機体形状はフリーダムに近く、スラスターやバーニア駆動系統の機動試験機として開
発され、その後のデータからフリーダムやジャスティスとうの機体へと技術を流用された。
本機は当初、試験機であったため、核動力ではなくバッテリー駆動であり、背部の巨大
な翼、FWU:Floating Wing Unitはフリーダムに匹敵する機動性を誇るが、バッテリー駆動での最高速はハイマニューバ
並みであったが、情勢に合わせて実戦投入用に核動力源を搭載したものに変更され、パイロットにはジュール隊に配属されたシホ=ハーネンフースが任されるこ
ととなった。
また、核動力導入に伴い、機体形状も大幅に変更され、バックパックに大型ジェネレー
ターを搭載したスラスターを装備(これは、変形することで、機動性をさらに向上させられる…ただし、X11シリーズほどの可変性はない)し、排熱量を強化
して大出力砲のビームキャノンを両肩に装備した。これは、シホが以前搭乗していたYFX−200:シグー・ディープアームズのJDP8−MSY0270試
製指向性熱エネルギー砲のデータが元となっているため、シホがパイロットに選ばれた理由でもある。
また、本来の機動試験機である特性を活かし、脚部などにバーニアを4基搭載し、機動
性の低下を防いでいる。
カラーリングは白いメインカラーに、両肩と脚部、ボディに蒼が施されている。
武装:・MMI−GAU1 20mm近接防御機関砲:サジットゥス×2
・MA−M22 ルプス・ビームライフルL(狙撃用ロングライフル)
・MA−MO5 三叉ビームランサー:トライデント
・GAU5 フォルクリス機関砲×4
・MMI−M15 クスィフィアスレールガン×2
・MA−JDP3 ブラストビームキャノン内臓リフレクトシールド×2
ゲイツハイマニューバ&アサルト(参式さんの応募作品)
形
式番号:ZGMF−600M&AS
全高:22.5m/21.9m
重量:74.7t/104.1t
備考:ザフトの次世代型主力量産型MS:ゲイツの派生機。
初期主力MS:ジンの機体改造により得た様々なバリエーションの実戦データから、ゲ
イツにおいても試験段階で派生機の開発が進められ、ATMS
(次世代戦術モビルスーツ)、EMD(技術及び製造開発)として制作された機体である。
ハイマニューバタイプは、腰部のエクステンショナル・アレスターEEQ7Rを取り外
し、バックパックと腰部にスラスターを新たに増設し、機体装甲素材にも若干の改良を加え、機体の軽量化に成功し、脚部にZGMF−1017Mと同型のバー
ニアを装備することで高機動を可能とした一撃離脱戦法を主眼に設計されており、主な役目は敵部隊の撹乱であり、装備もスラスターの長時間運用のためにビー
ム兵装が取り外され、実弾系の武装で固められている。
なお、ハイマニューバ型の試験運用は、クルーゼ隊のシホ=ハーネンフースに任せられ
た。
アサルトタ イプは、デュエル用にカスタマイズされたアサルトシュラウド装甲を新たに再設計し、雛形となったのはYFX−600R:火器運用試験型ゲイツ改である。た だし、武装はあくまで実体弾を中心に固め、新開発の外部搭載型バッテリーにより、X13Aに装備されたビーム兵装を装備し、また腰部もX10Aと同じく レールガンに換装されている。無重力での運用を考慮しているとはいえ、その機重装甲、重武装による機動性の低下を補うために外肩部と脚部にバーニアを装備 しているが、拠点防衛が主な役目であるが、対艦用に対艦大型ミサイルを4基、ショルダーに装備している。アサルトタイプのロールアウトが早く、既に数機が 実戦を踏まえた模擬戦闘に試験投入され、問題点の改善に取り組み、完成度が高められている。
なお、このゲイツアサルトタイプ数機がルフォンの手引きでオーディーンへと搬入さ
れ、持ち出されることになる。その後、ネェルアークエンジェルに同乗していたザフトのパイロット達に渡され、ネェルアークエンジェルに配備される。
武装:・MMI−GAU 76mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MA−M5:10m対艦刀(ハイマニューバタイプ)
・JDP4−MMX44試製30mm機甲突撃銃(ハイマニューバタイプ)
・48mmブレストバルカンポッド×2(アサルトタイプ)
・115mmレールガン:シヴァ×2(アサルトタイプ)
・220mm径6連装ミサイルポッド×2(アサルトタイプ)
・M68パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒×4(アサルトタイプ)
・MMI−M15クスィフィアスレールガン×2(アサルトタイプ)
・対艦ミサイル×4(アサルトタイプ)
・MA−MV05A複合兵装防盾システム(アサルトタイプ)
・MA−M221ユーディキウムビームライフル(アサルトタイプ)
ゲイツ2型P(Mr.Ptさんの応募作品)
形
式番号:ZGMF−601P
全高:20.24m
重量:81.2t
パイロット:ハイネ=ヴェステンフルス、他
備考:ゲイツのマイナーチェンジ型。ZGMF−600:ゲイツの先行試作機を運用したラ
ウ=ル=クルーゼなどのテストパイロット達の意見を元にマイナーチェンジされた機体である。テストパイロットたちの意見の中で最も多数だったのが
EEQ7R:エクステンショナルアレスターの使用頻度と扱いにくさであった。破壊後には内臓装備が脆弱となるという実戦でその経験を得たハイネ=ヴェステ
ンフルスの意見をもとに、開発部で解決案を模索し……結果、火器試験型ゲイツ改にも搭載されたMMI−M15クスフィアス・レール砲や115mmレールガ
ン:シヴァより消費電力を効率化し、小型にしたMMI−M12S:ポルクスUが装備された。ただし、あくまで制式化への認可前であったために、戦時中に生
産された機体は20程度である。その後、地球軍によるオペレーション・エルピス開始前までに試験を行なった数機を除き、約10機がヤキン・ドゥーエ防衛戦
において投入された。搭乗したのはホーキンス隊のハイネ=ヴェステンフルス他数名である。最終的に帰還した数は不明だが、その機体の有効性が示され、この
機体は後にザフト軍において制式量産となる機体までの繋ぎの機体となるZGMF−601R:ゲイツRの雛形となった。
武装:・MA−M21G:60mmビームライフル(グレネードランチャー装備)
・MA−MV03:2連装ビームクロー内臓型ABシールド
・76mm近接防御機関砲:ピクウス×2
・MMI−M12Sレールガン:ポルクスU×2
リン専用ザクファントム:ブレード
形式番号:ZGMF−1001C
全高:20.2m
重量:68.9t
パイロット:リン=システィ
備考:ザフト軍次期主力量産型機であるニューミレニアムシリーズとして開発したザクのカ
スタマイズ機。
入手経路は不明であるが、TDODとして活動しているリンはこの機体を搭乗機として
いる。量産型であったザクファントムをリンが専用カスタマイズを施し、ウィザードシステムによる換装はオミットされ、逆に連合製のガンバレルをバックパッ
クに装備し、各種バーニア機構を搭載し、リンの戦闘スタイルである高機動によるレンジ攻撃を得意としている。
また、腰部には大型対艦刀が2刀装備され、接近戦での攻撃力を高めている。
動力源は従来の機体と同じバッテリー駆動であり、リンのエンブレムとパーソナルカ
ラーである漆黒を施している。
また、詳細は不明であるが、リンとレイナは連合とザフト、そしてオーブから複数の量
産機種を入手し、カスタマイズしてC.E.72より状況に応じて使用しているが、真相は不明。
武装:・MMI−M633:ビーム突撃銃
・MA−M8:ビームトマホーク
・ハンドグレネード×4
・肩部耐ビームコーティングシールド×2
・MMI−70:エクスカリバーレーザー対艦刃×2
・有線式ガンバレル(GAU−758S:レールガン、M70AMSAT:ミサイル×
2)×4
ブラオバウム氏
【オーブ】
アストレイ・インフィニート(+黄昏さんの応募作品)
形式番号:MBF−M2−02C
全高:18.3m
重量:69.7t
パイロット:アルフォンス=クオルド
備考:カムイが開発した、M1の発展機。
3機が試作として製造され、うち2号機がアルフ用に改装された。
(1号機は近接能力を重視し、オーブ軍MS隊指揮官であるグラン=ハーテッド二佐が
搭乗…機体カラーはグリーン。3号機は機動性を重視し、後に合流するジャン=キャリーの搭乗機となる)
M2シリーズは、PS装甲の改修版を備えた機体であり、これは実験機として使用され
たP03のデータが基になっている。アルフの搭乗する2号機には、彼のパーソナルカラーである蒼が施され、様々なオプション装備を使用できるように設計さ
れている。
重量を支えつつ、高機動を行うため、脚部にバーニアが2基ずつ装備されている。
M2シリーズはオーブ軍のアストレイを改良した次世代型制式量産機で、アークエン
ジェルから得た戦闘データを基にバリエーションUPを施すために3機がそれぞれ違った機能を特化されている。1号機はソードストライクやP02の接近戦
データを基に近接戦闘型にカスタマイズされ、3号機にはルシファーのデータから実用化した大型可変ウイングをこれまでのフライトユニットの変わりに搭載し
たことで機動性を特化した部分である。これにより、M1よりはるかに高い機動性を持ち、課題のひとつであった大気圏での飛行を可能としている。性能では優
秀なものの、コスト面がかさみ、量産計画は先送りとなり、宇宙対応のM1Aシリーズが先に量産を開始する。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビームコーティングナイフ×2
・72式グレネードランチャー装備ビームライフル
・90mmブレストマシンキャノン×2
・6連装ホーミングミサイルポッド×6(オプション)
・3連装マイクロミサイル×8(オプション)
・ツインビームシリンダー(オプション)
・150mmダブルビームガトリングガン×2(オプション)
・85mmビームバズーカ(オプション)
・ビーム対艦刀:キリサメ(M2−01オプション)
・アンチビームコーティングシールド(M2−01、03オプション)
・ビームサーベル×2(M2−01、03オプション)
ブリッツビルガーガンダム
形式番号:GAT−X207C
全高:18.63m
重量:79.1t
パイロット:ニコル=アマルフィ
備考:オーブ沖での攻防で大破したブリッツを回収したTFのキョウ=クズハがトウベエ=
タチバナに改装を依頼し、モルゲンレーテのカムイ=クロフォードが新たに設計した新装備とパワー・エクステンダーのデータを受け取り、ジャンク屋と共同で
改修された機体。
斬り落とされた右腕は新たに開発され、それに伴い近接戦闘能力と火力の向上も行われ
た。これにはデュエルに使用されたアサルトシュラウドが参考になっている。
ニコルの愛機として、オーブでの戦闘に参加後、アークエンジェルらと行動を共にす
る。
武装:・75mm4連装ショルダーマシンガン:イーゲルシュテルン×2
・58mm3連装ビームキャノン内臓複合兵装防盾:トリケロスU
・ビートクラッシャー:スティンガー
・ビームブーメラン:マイダスメッサー
・9m対艦刀:シュベルトゲーベル×2(連結式)
ストライクテスタメントガンダム(+Mr.Ptさんの応募作品)
形式番号:RGX−105
全高:17.72m
重量:73.8t
パイロット:ムウ=ラ=フラガ
備考:メンデル戦でのストライクファントム及びゲイツと戦闘をした末に中破し、その後の
衛星軌道戦で大破したストライク……次々と強力になっていく数々の新型機を見た末にIWSPを付けたとしても力量不足を否めないということを感じたムウ=
ラ=フラガの要望によって、ストライクの強化が急務となった。
同時期に地球軍より回収したRGX−P00:テスタメントのボディ解析により、既に
地球軍にもNJCが存在していることを知り、この機体に搭載されていたNJCと核動力を駆動路とすることで、従来よりも高い能力を引き出そうとした。
テスタメントのボディを基に、予備機として保管していたストライクのタイプUのパー
ツで補修し、またムウの戦闘スタイルと能力に合わせ、ロウの協力によってドレッドノートに搭載されていたドラグーンを改修、装備させた。
なお、その際にストライカーパックへの換装というストライクの長所は失われたもの
の、今までの蓄積された運用データから、元々装備されていた57mm高エネルギービームライフルはオミットされ、新たにロング・ビームサーベル、レールガ
ン、ビーム砲の3つの兵装を組み込んだ複合装備ランチャー:オクスタインへと装備が変更された。
最大の特徴は、バックパック部分におけるドラグーンシステムである。エールストライ
カーの機動性を損なわないスラスターバーニアの固定とドラグーンシステムの搭載により、本機は宇宙戦用機となってしまった。TS−MAmod.00:メビ
ウス・ゼロの有線式オールレンジ攻撃兵装:ガンバレルとZGMF−EX000AU:エヴォリューションのドラグーンブレイカーの攻撃モーションと試作型ド
ラグーンを参考にした完成度を持つ。
ムウの愛機として、最終決戦に参戦する。
なお、テスタメントとは『神と人との誓約』を意味する。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・複合装備ランチャー(ロング・ビームサーベル、71−
50式ビーム砲、70−31式電磁加農砲内蔵):オクスタイン
・アサルトナイフ:アーマーシュナイダー×2
・アンチビームコーティングシールド
・脚部内蔵2連装ミサイル×2
・ドラグーンバレル(50mm2連装ビーム砲、ビームカッター:クロキリ内蔵)×6
メガバスターガンダム(+DGASさんの作品)
形式番号:GAT−X103C
全高:19.43m
重量:98.3t
パイロット:ディアッカ=エルスマン
備考:衛星軌道上のカラミティ3号機との戦闘で大破した機体をアメノミハシラで改修され
たバスターの改良型。カムイの提出した改良プランを基に、予備機のバスタータイプUを改修した。
パワー・エクステンダーを内蔵し稼働時間の延長とバックパックに同じパワー・エクス
テンダーを内蔵したショルダー200mmインパルス砲:アグニU、大型ガトリング単装砲を2門ずつ装着し(これはアークエンジェルで試運転されたIWSP
ストライカーの実戦データが基になっている)同時に大型スラスターを装着し、バックパックが大型化してしまったが、バスターの弱点であった機動性の強化を
クリアし、また武装もそれに伴い大幅に火力を強化された。
全身をミサイルポッドをマウントした特殊装甲で覆い、また腰部をレールガンに変更
し、カラミティに匹敵する火力を兼ね備えた。
主兵装であった350mmガンランチャー、94mm高エネルギー収束火線ライフルは
取り外され、代わりにインフィニートと同じツインビームガトリング砲をマウントし、ビームナイフを内蔵したABシールド装備の複合兵装を持たせている。
ディアッカの愛機として、最終戦に参戦。
武装:・58mm3連装グレネードランチャー×2
・220mm8連装ミサイルポッド×6
・150mm4連装ミサイルポッド×8
・65mmサイドレールガン×2
・200mmインパルス砲:アグニU×2
・45mm8連装ガトリング単装砲×2
・複合兵装型180mmツイン・ビームガトリングガン×2
龍牙
形
式番号:GBM−01
全長:31.7m
重量:47.5t
備考:『GUARD BEAST MODULE』シリーズの1号機。
オーブで開発されていた、M1アストレイの強化サポートユニットとして開発された。
『TACTICAL WEAPON SYSTEM』という、ストライクの換装システムを採用し、状況に応じて強化ユニットを機体に装備し、様々な局面に対
応するために設計され、また汎用性を高めるために、形状を動物形態に設計し、また戦場における単機での戦闘を可能とするために、人工知能AIが搭載されて
いる。
また、GBMシリーズは、シルフィア=ストラウスが量子通信技術を応用し、クサナギ
艦橋から遠隔操作できるようにもなっている。
1号機は、M1アストレイの火力向上を主眼としている。
武装:・90mmアームガトリング砲×2
・200mmインパルス砲・アグニU×2
・50mmビーム砲×2
・150mm10連装ミサイルポッド×8
鳳牙
形
式番号:GBM−02
全高:10.27m
重量:43.1t
備考:『GUARD BEAST MODULE』シリーズの2号機。
2号機は、M1アストレイの飛行能力向上を主眼としている。
航空戦術において、空中戦用のMSを持たないオーブが、ザフトのディンを参考に、機
体にブースター、スラスター、バーニアを至る場所に装着し、機動性を向上させたが、逆に操作性が若干高くなり、AIからのOS補助を受けて、初めて操作可
能となる。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×4
・60mmビーム砲
・ロング・ビームサーベル×2
・71−44式改狙撃型ビームライフル
獣牙
形
式番号:GBM−03
全高:13.27m
重量:40.7t
備考:『Guard
Beast Module』シリーズの3号機。
この機体は、獅子の形態を成し、他の2機と違い、AIに完全な動物の行動パターンが
コピーされている。故に、人間を上回る反射神経を誇るも、それ故にその能力をコントロールするのが難しい……シルフィのサポートがあって、かろうじて操作
できる。
基本動作は、ザフト軍の4脚MS:バクゥが参考になっている。
3号機は、M1の近接戦闘能力をアップさせることを主眼としている。
武装:・50mmビーム砲
・ビームファングウィップ
・サーベルクロー
・70mmテールマシンガン
アーマード&ガンナーM1(+黄昏さんの応募作品)
形
式番号:MBF−M1F&MBF−M1G(タイプ
F&タイプG)
全高:18.93m/20.74m
重量:101.9t/93.1t
備考:オーブ量産型MS:MBF−M1アストレイのバリエーション機。
外部に流出 したPシリーズ2機が独自の発展を行い、それを基にM1の強化に着手したモルゲンレーテが、ザフトの多種に渡る局地戦用のMSを参考に、ノーマルのM1を 改装した。アーマードタイプは、ノーマルのM1からフライトユニットを取り外し、全身をミサイルポッドと重装甲で固めた対艦MS……設計時点では、未だ ビームライフルの標準装備が成されていなかったために、ザフトの実弾兵器に耐えうる装甲素材を使用したものの、初投入されたオーブ攻防戦では、連合の量産 型MSがビームライフルを標準装備していたため、この装甲はさして意味をなさなくなり、重力下では鈍重な機体となり、対MS戦に向かない……装甲の脱着は 可能だが、装甲を外した状態での武装は固定装備のイーゲルシュテルンのみ。
ガンナータイプは、支援・対艦・拠点防御を主眼に開発されたM1の改装機。アークエ
ンジェルから齎されたランチャーストライク、バスターの戦闘データと、ルシファーのオーバーハングパックの設計データから、前々より研究が進められていた
バッテリーの小型化に成功したことによる稼働時間の長時間化により、高出力のビーム兵装が可能となり、本体の一部を再設計し、バックパックに大型の二対の
ビームキャノンを装備し、また右手には実体弾の大型ガトリング砲が装備されている。また、機動性を損なわないために脚部とバックパックにはバーニア機構が
装備されており、アーマードよりもより実戦向けに設計されており、機体各所の駆動部分をダークグリーンで塗装している。アーマードは既存のM1にミサイル
ポッドを装備するだけであるが、ガンナータイプは機体構造が若干違うために、生産ラインを僅かしか確保できておらず、オーブ攻防戦に投入できたのは数十機
程度であった。
なお、近接戦闘型のM1の派生機の考案がなされなかったのは、単純に近接武器よりも
大型火器を使用した武装の方が、OSのサポートを組み易く、ナチュラルにも使用が安易であった点が挙げられる(近接用にカスタマイズされているグランの
M2一号機は例外)。また、オーブはその立地上、どうしても主戦場を海上にするため、M1の空戦、海戦用の派生機の考案も成されているが、空戦機は未だ設
計途上であり、海戦用は改修されたP03のデータを基により量産に適したフレーム構造に設計を試行錯誤している段階で、未だ試作機の開発にも至っていな
かったが、オーブ攻防戦により計画は頓挫…データのみをクサナギ内に移し、現在開発は見送られている。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・220mm8連装ミサイルポッド×8(アーマードタイプ)
・150mm4連装ミサイルポッド×6(アーマードタイプ)
・90mm5連装ミサイルポッド×2(アーマードタイプ)
・120mmビームキャノン×2(ガンナータイプ)
・93mmガトリング砲(ガンナータイプ)
アストレイフリッケライ
形
式番号:GAT−01V
全高:18.62m
重量:91.8t
パイロット:シン=アスカ
備考:メンデル戦で大破した105ダガーの改修型。
既に予備パーツのストックが尽きかけていた105ダガーの修理を不可と判断したトウ
ベエらが、本体をベースに改修プランを実行した。
ボディは105ダガーそのものを使用し、ラミネート装甲と二重PS装甲素材を内部に
使用し、併用することでパイロットの安全性を向上している。
頭部・腕部・脚部はM1Aのものを改装して接続してあり、M1シリーズ特有の機動性
の高さと通信・索敵能力を高めている。(これには、能力UP以上に味方からの識別をさらに解かりやすくするためであったことが理由として挙がっている)
さらにバックパックには、ロウによって齎されたゲイツの予備パーツから、バックパッ
クのスラスターを改装したものを装着し、オーブ・連合・ザフトの3つの技術を集束させた機体に仕上がり、『フリッケライ』というコードネームを与えられて
いる。(『フリッケライ』とは、独逸語で『ツギハギ』を意味する)
さらに、エネルギー効率問題から、内臓火器をほぼ実弾兵器で固め、装備はMBF−
P03:ブルーフレームの改修にも使用された特殊兵装:タクティカルアームズが使用され、ロングビームライフルとビームコーティング実剣として使用するこ
とができる。
頭部には、防護型マスクとサイドにバルカンポッドを装着している。
当初はこの状態で完成だったのだが、後に起こったザフトによるアメノミハシラ攻略戦
において初陣を飾った本機は、突如乱入した未確認MSとの交戦により中破…機体の見直しが図られ、タクティカルアームズ以外の小型内臓兵装が求められ、さ
らに右腕には突貫用のリボルビングスピアーと左腕には3連装ガトリング砲が装備されることになった。
(これら近接用兵装に固めた訳には、パイロットが猪突猛進の接近戦を好む癖があった
とされる)
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×4
・リボルビングスピアー
・3連装50mmガトリング砲
・サイドレールガン×2
・タクティカルアームズ
【ディカスティス】
メタトロンガンダム
形式番号:DEM−000
全高:20.02m
重量:不明
パイロット:カイン=アマデウス
備考:コロニー:メンデルでカインと共に眠っていた機体。
開発コード:Deus
Ex Machina…機械仕掛けの神……DEMシリーズ
零号機のタイプ0。マルス=フォーシアが後の宇宙に旅立つ際の護衛・作業機として設計し、ウォーダンが開発したナノマシン技術を応用し、それを動力源とし
ているため、ナノマシンの自己増殖により半永久的に活動が可能なDEMシリーズの試作機……ウォーダンは、既に人型機動兵器が戦場の主力となることを睨
み、ツィオルコフスキーに搭載された船外作業機を基にマルスに再設計させた。(人型作業機として設計させたのはあくまで体面上のことであった)
機体の形状はインフィニティ・エヴォリューションとほぼ同型であるが、武装は変更さ
れている。
経路は不明だが、流出したこの機体の簡易データをブルーコスモスが提供、連合内で解
析後、機体構造を簡略化したGAT−Xシリーズのプロトタイプへと…ザフト内では、この人型兵器の構造を簡略化したYMF−01Bを開発することになる
も、その開発スタッフにマルス=フォーシアらしき人物が所属していたという記述はあるが、真相は不明。
マルスはこの機体の封印を決意するも、その前にウォーダンによって別の場所へと移さ
れることとなり、機体のさらなる強化作業を密かにコンピューターに続行させた……C.E.71に極秘裏に完成。
天使のような翼と白銀のボディに真紅の瞳を携えた機体。頭部にはバイオマシン・イン
ターフェイスシステムが組み込まれ、人の思念波に干渉し、自らの身体機能を瞬時的に倍化させるシステムであり、また相手の精神構造を破壊するSystem:DarkNessが組み込まれている。
だが、このシステムは未完成であり、数分間以上の使用は使用者の精神さえも破壊する
ものであり、暴走によってこの実験に関わった者達がほぼ死亡したとマルス=フォーシアの記述にはある。
武装などは近年に渡って開発された技術を小型化したものが採用されているが、装甲そ
のものはPS装甲とうではなく、機動性を重視した発泡金属に近い軽量装甲であるために、対策として翼2枚にアンチビーム粒子を発生させる防御策をしいてい
る。
武装:・中型ビーム砲×4
・高出力ビームサーベル:サタンサーベル
・20連装ホーミングミサイル×5
・大型ビーム砲:アポロン×2
・フェザーブレイカー×50
・高出力γ線放射砲:ラグナロク
ミカエル
形式番号:AEM−001
全高:19.66m
重量:50.3t
パイロット:ルン
備考:カインの元……開発された4大天使の名を冠する機体の内の一機。Angel equipment machine――天装機と呼ばれるコード名で開発された1号機。
テルスが齎したフリーダム・ジャスティスの設計データから機動性を活かした指揮官用
に設計されている。
機体形状はフリーダムに酷似しているも、背中のウイングは外され、高出力スラスター
とバーニア機構が装着されており、また機体にはABマントを羽織っている。
四天将天装機のリーダー機的な存在であり、ルンの搭乗機となる。
高速戦闘と近接戦を重視され、火器はほとんど持ちえていないが、量子通信を生かした
リング型遠隔攻撃ユニットを備え、大型ビームサーベルを装備している。
両手の掌にはビームフィールド発生装置が装着されており、掌をビームで覆って触れた
部分を破壊する格闘能力も備えている。装甲面では機動性を重視した結果、発泡金属装甲で覆い、ボディ周辺のみにアンチビーム粒子をコーティングしている。
また、サポートメカとしてユニコーン型の騎馬型MAを備えており、ミカエルの機動性
をさらに向上させている。
また、FRS搭載により…爆発的な反応速度と動体視力を得ることが可能だが…長時間
使用による搭乗者の思考破壊の危険性も高い。
カラーリングは全身をほぼホワイトで染め上げ、真紅のカメラアイを持つ。
武装:・頭部バルカン砲×2
・胸部バルカン砲×4
・ニビルリング(ビーム刃展開型)×8
・高出力ビームサーバー:アシュタロス×2
・プラズマビームドライバー砲:キャリバー×2
・錫杖
ガブリエル
形式番号:AEM−002
全高:23.92m
重量:118.5t
パイロット:ウェンド
備考:AEMシリーズの2号機であり、ウェンドの搭乗機。
ウェンドの処理能力と砲撃を主眼とした機体で、過剰なまでの火力を施されているが、
そのためにかなりの鈍重な機体となっている。超重装甲・超火力を極限まで追及した機体であり、機動性は乏しいもののアンチビーム粒子をコーティングされた
特殊装甲と欠点を補って余りある超火力を誇り、射程内に入る敵機を一瞬のうちに殲滅する広範囲型攻撃を主としている。
また宇宙仕様を前提にしているため、脚部ユニットは大型ブースターに換装し、宇宙空
間での長距離移動航行手段としている。
ミカエルとは完全に反する設計思想を誇るも、これはパイロットであるウェンドが圧倒
的な火力で敵を殲滅する方法を好んだとされる。
全身にミサイルポッドを多数装備し、全門発射時には計500発にも及ぶミサイルを放
ち、周囲一体を焼け野原とするサラマンダーが攻撃方法となっている。
他にもビームキャノンやビーム兵器を多数内臓し、右手にはビーム砲:ゴモラと左手に
はビームマシンガン:ソドムを保持し、2対を連結させ高出力ビームドライバー:ネロスとする。
主兵装は右手に保持するガトリング砲・ビーム砲・グレネードが装備された複合兵装:
ゲヘナ、バックパックに装備した大型陽電子砲:ソロモンと多目的型多弾頭ミサイル:ユリウス。
これらの全火器を一斉に解き放つ瞬間を、神の裁きの炎:メギドフレイムと自ら称して
いる。
機体の右眼はウェンドと同じくスコープ型のインターフェイスが搭載されている。
また、この機体には展開する全てのエンジェル及び機体に命令を送ることが可能。
武装:・頭部バルカン砲×4
・6連装58mmレーザー突撃銃×2
・8連装ミサイルポッド×6
・4連装ミサイルポッド×2
・30連装ミサイルポッド×4
・50連装ミサイルポッド×6
・2連装内蔵型アームビーム砲:ゴモラ
・3連装40mmビームガトリング砲:ソドム
・4連装44mmガトリング砲・90mmビーム砲・グレネード装着型複合兵装:ゲヘ
ナ
・2連装陽電子砲:ソロモン
・3連装多目的型多弾頭ミサイル:ユリウス×2
ラファエル
形式番号:AEM−003
全高:20.02m
重量:不明
パイロット:アクイラ
備考:AEMシリーズ3号機でアクイラの搭乗機。
この機体は、アクイラが搭乗していたディスピィアを母体に外部強化装甲を装着した状
態を指し、3号機は実質的には外部強化型サポートユニットであった。
外観は怪鳥をイメージした形態を持ち、この状態でも機動性は高く、単機でも戦闘が可
能。
ディスピィアを母体に変形・分離したパーツが装着され、ディスピィアの戦闘能力の倍
化目的であり、基本的な戦闘能力はディスピィアと同じ。
ヒットアンドアウェイ戦法を主とし、また本機は量子コンピューターを利用したジャミ
ングシステムを内蔵しているために、機体から発せられる周波数を利用し、敵索敵レーダーやセンサー類から機体反応を消すことも可能なうえ、機体自体にもミ
ラージュコロイドが採用されている。
主兵装はディスピィアのものを強化したものが多く、薙刀やビームキャノンの出力UP
が念頭に置かれ、なお装甲面のみに機動性重視のために発砲金属を使用している。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ビーム薙刀槍:ロンギヌス
・80mm2連装ビームキャノン
・60mm連結型ビームライフル:オロチ×2
・175mmグレネードランチャー内臓ヒートロッド:ヨルムガント
・ビームクロー×2
ウリエル(+黄昏さんの応募作品)
形式番号:AEM−004
全高:48.73m
重量:不明
パイロット:テルス
備考:AEMシリーズの4号機でテルスの搭乗機。全長は約50m近く、通常MSの倍以上
のサイズを誇る超大型MS。その基になったのは、ザフトの兵器開発チームが大戦中期において設計を進めていたもので、可能な限り小型化するという常識の逆
を捉えた設計思想のMG(モビル・ギガント)というコードネームの設計思想を持つ機体を改良したもの。MSを基本として、本体と搭載火器のサイズを劇的に
大型化して、攻撃力と防御力を大幅にアップさせ、一機で一個中隊にも匹敵する能力を保持するというプランを提出したのであるが、それだけの大量のエネル
ギーを保持するための手段の確立が成り立たず、また開発費用がこの当時の量産型であるシグー5機分というものであったために、結局設計段階で頓挫してし
まった。(この時点では、まだNJCの開発に成功しておらず、後においてもゲイツ、バルファスの増産が決定されたため)だが、テルスがその設計データを持
ち出し、完成させた……大きな特徴はその巨大さと背面に2門備えた大型砲である陽電子破壊砲:ディアボロスであり、戦艦を一撃で粉砕できるほどの威力を誇
る。だが、設計不十分のために連射がきかず、一度発射するごとにバックパックの大型ジェネレーターを冷却するのに数分以上のタイムログを要する。
そのために、左手には高出力5連ビーム砲内臓防盾シグマ、頭部には機関砲デスペラー
ドを内臓している。機関砲といっても、弾丸一発の大きさはレール砲と同じくらいなので、対装甲散弾砲並の威力がある。
また、分離式統合制御高速機動兵装群ネットワークシステム・ドラグーンを内蔵させ、
バルファスとうのシステムを参考にした分離式統合制御高速機動無人人型兵器ネットワークシステム・ドラグーンスレイヤーを持つMSサイズのドラグーンシス
テム:MD(モビル・ドラグーン)を増産したフリーダム7機に内蔵させて、護衛としている。
(このフリーダムはテルスがプラント内で製造途中で凍結された機体を持ち出し、完成
させたもので、能力的にはオリジナルよりもやや性能が落ちるが、その分をAIによる機動で賄っている。なお、頭部はカメラアイではなく、ザフトMSのモノ
アイが搭載され全身を白いカラーリングで塗装している)
武装:・150mm機関砲:デスペラード×4
・高出力5連装ビーム砲内臓防盾:シグマ
・陽電子破壊砲:ディアボロス×2
・MDフリーダム×7
エンジェルダガー
形式番号:AET−01
全高:15.2m
重量:65.1t
備考:ウェンドが捕獲したストライクダガーを解析し、その能力を強化させた簡易天装
機……機体全体を白く塗装し、頭部には真紅のバイザーが装着され、命中精度を強化し、額にはモノアイバイザーが施されている。また機体の小型化、軽量化が
極限まで施され、巨大な可変ウイングを装備しているため機動性も高い。
数十機が開発され、最終戦線において投入された。
パイロットは、ウェンドがユニウスセブンの跡地で手に入れた死体を生体パーツとして
組み込まれている……なお、生体パーツ運用にはセシル=クズハの研究が用いられている。
この機体には、ザフトより奪取したドラグーンシステム、そしてアルテミスで回収した
ハイペリオンのデータから得た光波防御帯のシールドも搭載されており、量産機としては高性能を誇る。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×2
・ツイン・ビームランチャー(R・G)
・双斧刀
・ドラグーン(大口系ビーム砲・小口系ビーム砲×4内臓)×4
・光波防御シールド:アルミューレ・リュミエール
イヴィルガンダム
形式番号:AET−X09
全高:19.3m
重量:71.8t
パイロット:レノア=ザラ
備考:ジャスティスと同型のボディ形状を誇る機体だが、カラーリングは全身を白銀に染
め、瞳は真紅に彩られ、なおかつ頭部マスクは上下にフェイスオープンする。
テルスより齎されたフリーダム・ジャスティスのデータを基に、ウェンドがミカエルの
プロトタイプとして試作した(この稼動データを基に、完成形であるミカエルへとフィードッバックされ、フリーダムとジャスティスの2機の能力を併用・追及
する機体へと完成したとされる)
なお……ジャスティスの機体構造を解析し、問題点を克服している。
リフター:ファトゥムOOに内蔵されていた機銃を取り外し、そこに新たなビーム砲を
装備……ビーム砲2門として、腰部もフリーダムと共通のレールガンに変更し、より火力を重視している。また、肩のビームブーメラン:パッセルとうも取り外
されている。(ルフォンら開発部も、本来はジャスティスの実弾兵器を最小限に留め、核エンジンの特性をいかした火力増強を練っていたが、情勢の変化とパト
リックの強行により、現在の形に仕上がったとされる)
また、索敵能力強化とバーニア機構を搭載したことでオリジナルよりも高い高機動性を
誇り、対MS戦の能力も向上させている。
パイロットには、ユニウスセブンで回収した死体の身元をテルスから照合し、レノアを
使用することになった。
セシルの開発したFRSを体内に組み込み、人間としての反射神経と適応能力を極限ま
で利用し、なおかつ機械並みの機動が可能となっている。
機体名は、『ジャスティス:正義』とは相反するために『イヴィル:邪悪』という名が
与えられた。
武装:・MMI−GAU1 20mm近接防御機関砲:サジットゥス×2
・MA−M20 ルプス・ビームライフル
・MMI−M15 クスィフィアスレールガン×2
・MA−MO1 ラケルタ・ビームサーベル×2
・MA−4B フォルティスビーム砲×4
・対ビームコーティングシールド
【戦艦】
ザフト高速艦 オーディーン
全長:約330m
重量:不明
備考:エターナルと同時期に開発されたエターナルの同型艦。
ただし、こちらは全体に漆黒のカラーリングが施され、インフィニティ、エヴォ
リューションの専用運用艦として設計されている。
また武装 も、エターナルより強力なものが装備され、先端部には、アークエンジェルとの戦闘で得たデータから、ザフトで再現された陽電子破壊砲:ローエングリンが一 門装備され、艦首の周囲にはビーム発生装置が取り付けられ、対艦用の近接兵器が装備されている。
2機のEX ナンバーを運用するこの艦は、奇襲・隠密運用を視野にいれ、様々なステルス対策が搭載され、ミラージュコロイド展開用のコロイドガスの発生を探知するレー ダーも試験的に導入されている。
艦長は鋼鉄の狼:ダイテツ=ライガ。
武装:・対空機関砲×8
・QZX−P:陽電子
破壊特装砲・タンホイザー
・ミサイル発射管×
50
・対艦ビームラム
・2連装ビーム砲×4
・主砲
地球連合軍強襲機動特装鑑 ケルビム
全長:約420m
重量:不明
備考:大西洋連邦が、ドミニオンと共に月で開発したアークエンジェル級3番艦。
性能はほとんどドミニオンと変わりなく、特化する機能を持たない。開発後は第8艦隊
に配備され、ハルバートンの乗艦となる。カラーリングはブルーで統一され、GAT−01C:ストライクキャノンダガーや、ストライクダガーとうの運用艦と
なる。
ケルビムを旗艦に副艦にメネラオス……あとはドレイク級護衛艦にネルソン級駆逐艦な
どで艦隊を編成している。
ケルビムとは第二階級に属する『知識』や『仲裁者』の意味を持つ智天使を指す。
武装:・225cm2連装高エネルギー収束火線砲:ゴットフリートMk.71×
2
・陽電子破城砲:ロー
エングリン×2
・75mm対空自動バ
ルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×16
・艦尾大型ミサイル×
12
・対空防御ミサイル:
ヘルダート×16
・110cm単装リニ
アカノン:バリアントMk.8×2
オーブ軍MS専用潜水母艦 ポセイドン
全長:約310m
重量:不明
備考:オーブにて開発されたSS(Submarine Ship)級潜
水母艦の1番艦。
元々は、イズモ級と並んで、地上における物資運搬艦として運用する予定であった。試
験運行を兼ねて、キョウ達に引き渡された。
MSの発進デッキを艦首の上部に2つ備え、下部には潜水用の発進口も備わっている。
TFの専用艦として航行……キョウ=クズハが艦長を務める。
潜水母艦ではあるが、イズモ級と同じで、各ブロックを分割でき、コアブロック以外の
ドッキングを変更することで、宇宙空間にも対応でき、またイズモ級との接合も可能だが、オーブにて急遽、アークエンジェルへと接合された。(元々、アーク
エンジェル級もオーブ製であるため、開発スタッフが接続コネクターを密かに取り付けていた)
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×10
・魚雷発射管×12
・64cm高出力エネルギー砲:セイレーン×2
・80cm2連装リニアカノン×2
強襲機動特装母艦 ネェルアークエンジェル
全長:約580m
重量:不明
備考:アークエンジェルとポセイドンがドッキングした形態。ポセイドンのコアがアークエン
ジェルの艦橋に覆い被さり、それに伴い、各パーツが分離してドッキングしている。
この形態となることで、アークエンジェルは推力・火力を大幅に強化している。
メインブ リッジはアークエンジェルの艦橋となり、艦長にマリュー=ラミアス、副長にキョウ=クズハが収まっている。
この形態は、オーブ戦で急遽行われたもので、本来はイズモ級に取り付けられる予定で
あったが、最初にオーブに寄港した時に、エリカをはじめとした技術陣が、修理と同時に改装を行い、接続用のコネクターを装備し、変形機構を組み込んだ。
多くのMSを運用することが可能。
なお、陽電子砲のエネルギーラインをコードを通じて外部のバックパックに接続し、
MS用の対艦大型狙撃ライフルを使用することが可能。これには、トウベエが105ダガーと同時期に横流ししたGAT−01A2:105ダガー弐型が使用さ
れている。(この機体は、後のヤキン戦に投入される予定のGAT−02L2:ダガーLの先行試作機であり、ストライカーパックを使用できる)
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×20
・225cm2連装高エネルギー収束火線砲:ゴットフリートMk.71×2
・陽電子破城砲:ロー
エングリン×4
・艦尾大型ミサイル×
28
・対空防御ミサイル:
ヘルダート×16
・110cm単装リニ
アカノン:バリアントMk.8×2
・80cm2連装リニアカノン×2
・64cm高出力エネルギー砲:セイレーン×2
地球連合軍奇襲機動特殊鑑 パワー
全長:約430m
重量:不明
備考:大西洋連邦内で、主にジブリール財団が出資して開発されたAA級の特殊武装艦であ
り、正式にはアークエンジェル級4番艦。
単艦での電撃奇襲を考慮に入れて設計され、従来のAA級よりも火力を重視し、艦本体
にブリッツでその運用方法と有用性が確立されたミラージュコロイドを装備しており、艦自体を完全なステルスで覆うである。
また、その特殊性故に、特殊な任務に使用される。
艦長にはイアン=リー、指揮官はネオ=ロアノークが務めている。プトレマイオスク
レーターにて開発後、進水式を得ずにドミニオンとともにアズラエルの指揮下に配備される。
全体のカラーリングはブラックとダークレッドで、ストライクファントムを筆頭にブ
リッツダガーやイージスコマンドなどの特殊MSを多数運用している。
名の由来は特殊任務を主とするために第六階級の能天使:パワーズから付けられてい
る。
武装:・225cm2連装高エネルギー収束火線砲:ゴットフリートMk.71×
4
・陽電子破城砲:ロー
エングリン×2
・75mm対空自動バ
ルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×18
・艦尾大型ミサイル×
20
・対空防御ミサイル:
ヘルダート×16
・110cm単装リニ
アカノン:バリアントMk.8×2
戦略強襲型特装機動空母 ヘカトンケイル(ファートゥムさんの応募名)
全長:不明
重量:不明
備考:大戦末期、ザフト軍によって完成された超巨大空母。
大戦後期、アラスカでの敗北により宇宙に戦力を集中させていたザフト軍は、ボアズ、
ヤキン・ドゥーエとは別の戦場における戦略・補給を可能とする移動要塞の開発を急務とし、急遽建造を進めていたエターナル級の開発を中止し(この背景に
は、完成した2隻がクライン派に奪取されたため、忌むべき象徴となったことが可能性として挙げられるが、実際には専用母艦であるために運用度は低く、取り
止めたという説もある)、既存のナスカ・ローラシア級を上回る巨大母艦開発を急ぎ、ボアズ戦開始直前に就航した。
小型コロニーに匹敵するその巨体ゆえに、戦場での戦艦の接舷による艦の修理や補給を
可能とし、また内部には小型MSの簡易工場も設け、MSの修理や強化を前線で可能とし、また艦載量も大きい。発艦時には12のカタパルトから一気に大量の
MSを出撃させることが可能。
だが、その巨体ゆえに機動性は皆無に等しく、徹底とした対空策や防御策が講じられ、
その一環として艦本体に地上での引き上げによって生産中止となり、保管されていたザウートの上半身部分を改修・固定配備し、対空砲台とした。(この機体
は、大型ビームキャノンに換装されたタイプ)また、艦防御用にバルファスを十数機配備し、攻撃装備も過剰なまでに装備された。
名の由来は、ギリシャ神話におけるティタン十二神との戦いにおいてゼウスを勝利へと
導いた魔神から名付けられた。
武装:・ザウート(対空砲台改修型)×12
・200cm2連装型荷電粒子砲×8
・対空ミサイル×120
・陽電子破壊砲×2
イズモ級参番艦 スサノオ
全長:約310m
重量:不明
備考:オーブ軍の運用艦、イズモ級参番艦。
戦力増強を求められていた大戦中期に開発されたイズモ級の参番艦であるが、本体のブ
ロック構造と後部エンジンユニットが完成した時点で起こったオーブ解放戦線において、極秘裏に本島のヤラフィスへと送られた。
その後、暫定政府を樹立させたセイラン家により密かに地球連合の月基地へと移送さ
れ、その後月基地でAA級の予備パーツを代用することで完成させた。
大きな特徴は前部の艦首ユニットであり、大幅な改修が加えられ、AA級と同じ艦首ブ
レードが両舷に接続されている。(ただし、この艦首部分は機動性を上げるために陽電子砲は外され、代わりにレーザー突撃銃を備えている)
イズモ級の特徴であった各ブロックパーツへと分離は不可になっている。
その後、ジブリールの要請を受けたセイラン家が残留兵士であったオーブ軍を上げ、運
用を任せる。
艦長はシンドウ=トダカ一佐だったが、後にレドニル=キサカが艦長としてオーブ軍旗
艦となり、トダカはクサナギ艦長に就任する。
武装:・75mm対空自動バルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×10
・レーザー突撃銃×13
・225cm2連装高エネルギー収束火線砲:ゴットフリートMk.71×3
・陽電子破城砲:ロー
エングリン×2
地球連合軍強襲機動特装旗艦 セラフィム
全長:約420m
重量:不明
備考:プトレマイオスクレーターで最後に完成したAA級5番艦。
アークエンジェル、ドミニオンといった先行型の戦闘データから問題点を洗い出し、よ
り完成度の高い艦へと仕上げられた。
第9機動艦隊の旗艦として就航するが、建造開始が遅れたために、本艦はボアズ攻略戦
には間に合わず、ヤキン・ドゥーエ戦に向けての補給時にようやく就航した。
(補給船団と増援を率いて月基地を発進したのはジェネシス発射以前であったために、
ヤキン・ドゥーエ攻略戦の第一波には間に合わなかったものの、ジェネシスによる損耗を避けることができた)
ジェネシスによる艦隊半壊滅後は、地球軍の旗艦として行動する。
艦長はウィリアム=サザーランド准将に収まり、旗艦に就任後はアズラエルもドミニオ
ンからこちらへと移る。
核ミサイルを多く保持し、また艦載機は大戦末期に開発された最新鋭のGAT−
02L2:ダガーLが大量に配備され、核攻撃隊に加わる予定であった。
艦はホワイトをメインカラーに、細部はゴールドで塗装されている。
階層による名を与えられていたAA級の最終艦(AA級の増産はこのセラフィムで打ち
切られ、後に別系統へと移行する予定であった)ということであり、最高階級を誇る熾天使から付けられている。
武装:・225cm2連装高エネルギー収束火線砲:ゴットフリートMk.71×
2
・陽電子破城砲:ロー
エングリン×2
・75mm対空自動バ
ルカン砲塔システム:イーゲルシュテルン×10
・艦尾大型ミサイル×
12
・対空防御ミサイル:
ヘルダート×16
・110cm単装リニ
アカノン:バリアントMk.8×2
・レーザー突撃銃×25