(終わりのない夢を紡ぐ 幾千もの夜を越え て)

月をバックにカスミが瞳を開 き、その瞳に世界が映し出される。

 

(祈りのように旅は続く 導いていつの日も  小さな宝石よ 星空のSpica

地球と月が世界を回り、星々 が輝くなかを佇むカスミ。

 

(地平線越えて刻む どこまでも繋がる かす かな足跡)

宇宙に拡がる海。その水面を 静かに歩む。水平線に眼を向けるカスミの瞳に映る。

 

(不安のループを 振り払う瞳に映る)

ユニウスセブンをバックに漂 う大破したセレスティ。

 

(真夜中の太陽 真夏のオリオン)

場所を変え、インパルス、セ イバーとミネルバが漂い…カスミの瞳が閉じられる。

 

(今どこかで 君の声が聞こえた)

次に瞳を開けた瞬間、カスミ の身体は水面に横たわり、宇宙を見上げる。

 

(曇りのないこの心を 遥か照らす青い星よ)

宇宙に浮かぶマコト、シン、 ステラ、刹那、雫。

 

(どんなときも歩き出せる 遠く近く煌き 見 守ってくれるの)

キラと寄り添うラクス、リ ン、レイナ、ゼロの姿が映し出され、世界は白く包まれる。

 

(胸の奥に溢れるのは 涙よりも愛にしたい)

大破したセレスティのコック ピットハッチに座るカスミは宇宙を見上げながらその瞳に月を映す。

 

(祈りのように旅は続く 導いていつの日も  小さな宝石よ)

その手が髪に触れ、留められ た錠が光り輝く。

 

(星空のSpica

宇宙に流星が一条過ぎる。


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