『GGGの実
態』(第二部以降)
めでたく?GGGの隊員となった和樹たち。
ここではその実態を順々に説明していこう
まず『GGG』とはGusty Geoid Guardの略称である。
『勇気ある地球の守護者』を意味し、内閣総理大臣直属の対異星人防衛組織であり、正式名称は漢字で書くと『地球防衛勇者隊』。
機械大戦において、ゾンダーと呼称された異性人の侵略から地球を守ったのは余りにも有名である。
が、作中にも出てきたとおり、かつてのGGG(旧GGG)が地球圏を追放される際、オーバーテクノロジーが暴露されることを恐れたため、これらの記憶は一
般人の脳内からは全て消去されている。
和樹が生まれて間もなく、GGGそのものは一時期解散させられたものの、賢人会議の企みをいち早く察知することに成功した式森雷王、紅尉晴明らは当時地球
に残っていたメンバーを再結集。GGGを再編することに成功したのである。
さて、いよいよ具体的な説明だ。
この組織はまず『研究開発部門』と『防衛部門』によって成り立っている。
防衛部門はさらにその役割によって、『機動部』『整備部』『諜報部』『参謀部』の四つに分類される。
機動部………GGGの中核をなす実動部隊であり、ガオファイガーをはじめとするロボット部隊を中心に構成
されている。何時いかなる時においても、人命尊重を優先する彼等を、人々は『勇者』と呼ぶ。
整備部………機動部隊のロボット、及びディバイディングドライバーなどの特殊ツールのあらゆるメカの整備
を行なう部署。世界各地より集められた優秀な人材が集っている。
参謀部………GGGの戦闘作戦及び救助活動の具体的な立案を行う部署。旧GGGにおいても彼等の陰の努力
があってこそ、人類は生き残ってこられたといえよう。
諜報部………諜報部は他の組織とは一線を画した存在である。各国の戦争の裏事情から辺境の国の大統領の鼻
毛の数まで調べ上げ、その実態は和樹たちにも良く知らされていない。尚、彼等の任務の最重要事項として、『宮間夕菜の護衛』も含まれている。
夕菜がGGGに入る際、和樹は少なからず反対はしたはずだった。これ以上夕菜は危険な目にあわせる
わけには行かない、と。
しかし、賢人会議の魔の手は既に伊庭かおり一人の手には負えない状況にまで及んでいた。ゾンダー一
体でさえ、それもメカと融合していない状態でも、普通の人間をはるかに超越した能力を持っている。常にGGGの保護が行き届くようにしておかねばならな
い。それは今まで彼女と多く関ってきた凜や玖里子、そして浄解能力を持つ舞穂にも言えることだった。
彼女たちがGGGには言った背景にはこうした実情があってのことだったのである。
ちなみに和樹たちがどの部署に所属しているかは以下の通り、
機動部………式森和樹(隊長)
宮間夕菜(オペレーター)
整備部………神城凜(オペレーター)
風椿玖里子(オペレーター)
参謀部………紅尉晴明(作戦参謀)
諜報部………初野華(オペレーター)
研究部………高之橋両輔(バイザー兼研究主任)