人物設定(第二部以降)

 

 

 

 

第二部以降、今作品の登場人物の説明である。

尚、あくまでこれは『原作』からの引継ぎということを強調しておく。

 

 

 

式森 和樹……… 夕菜達が危険にさらされた際、エヴォリュダーとして覚醒した彼は、その後GGG機動部隊隊長として、人々の平和を守ることを決意する。

エヴォリュダーとは、超進化人類の事であり、体中の細胞一つ一つに、極微小サイズのGストーンが融 合している。これにより、彼の全神経は一個のネットワークとして確立し、常人を遥かに上回る身体能力を獲得したと同時にコンピューターシステムへのアクセ スをも可能にした。

しかし、エヴォリュダーになっても頭が良くなるわけではない。頭がパーの和樹は、未だにコンピュー ターへのアクセスは実現できないでいる。

エヴォリュダーの欠点として『身体能力は上がるが、体力そのものの向上はない』ということが上げら れる。その為、常日頃から、体力作りを義務付けられているのだ。

彼の目標は、地球と夕菜達を守ること。そして行方の知れない父親―――獅子王凱に 少しでも近づくことである。

しかし結果的には、それが彼の心に負荷を与え、悩ませていくことになる。

戦闘時に身に着けるIDアーマーは、防御以外にも、ファントムガオーとの神経接続を補助する効果も ある。

 

 

 

宮間 夕菜……… 第一部での戦いで、賢人会議から救出された彼女は、和樹を支える為、オペレーターとしてGGG隊員となる。前回のWIZ−01戦において、その嫉妬性な性 格も落ち着いたようである、

主な役目は、ファイナル・フュージョンのプログラムドライヴ及び、和樹の隊長管理など、もろもろで ある。夕菜が選ばれたのは、和樹との愛称や彼女自身の能力の高さもあるが、何より彼女を賢人会議から保護するためである。彼女の中の『悪魔』がどういった 存在なのかは、未だ掴めてはいない。機動部隊に所属。

 

 

 

 

風椿 玖里子………夕菜と共にGGG隊員となる。但し和樹を押し倒そうという動きも最近活発化しているとの情報 も、諜報部の調査で明らかになってきている。それに伴う基地の破壊も、被害が広がってきているらしい………。

主な職務はディバイディング・ドライバーなど、ガオガイガー専用もしくはサポート用ツールの発射及 び経理である。

『金食い虫』のGGGの資金をやりくりするのには、彼女のような人材が必要不可欠なのである。整備 部に所属。

 

 

 

神城 凜……… 前の二人と同じくGGG隊員に。但し制服に着替えはしても前のように日本刀は手放さない。和樹にアプローチを掛けよ

うとする事(本人は自覚なし)もしばしばである(そして基 地の被害は拡大する)。

主な職務は各ガオーマシンの発進オペレート、そして和樹の行うトレーニングのサポートである。人類 の為とは思っているものの、戦いの度に傷つく和樹の姿を見て、心を痛めている。整備部に所属。

 

 

 

式森 雷王……… 和樹の育ての親にして、凱の従弟に当たり、宇宙開発公団総裁代理及びGGG長官代理。その長い金髪、豪放な掛け声に190 を超える長身、そして強烈なリーダーシップはGGGのまさに象徴である。三十を超えているハズなのだが、そんな風にはとても見えない。

但し前回の長官と違うのは和樹をよく苛める事。妻に箒で叩かれる様を見ながら、『こんな大人には絶 対にならない』と、和樹は固く誓っている。しかし和樹を一番に愛しているのは彼であり、和樹もそれはよく理解している。

学生時代は『魔神』とも『魔王』とも呼ばれていた超不良だったが、凱たちの出会いによって更生し、 命と同時にGGGに入隊する。この戦いを引き起こしてしまった責任、和樹を巻き込ませた罪悪感、そして凱には適わないというコンプレックスは、未だに彼を 苦しめているが、それを口に出そうとはしない。

かつてのGGGのスーパーバイザー獅子王雷牙を父に持つが、過去の因縁が色々とあり、未だにそのわ だかまりは氷解していない。

 

 

 

初野 華……… GGG諜報部所属のオペレーター。和樹がGGGに入る際の指導は紅尉が行ったが、夕菜達にチュートリアルを施したのは彼女である。機界大戦を経験し、かつ その記憶を持っている一人。夕菜たち三人娘の姉貴分でもある。

過去にゾンダーに襲われた回数は世界最高を誇り、ある意味では和樹を超える不幸な少女だった。

だが昔の経験―――『苦い記憶』が彼女を精神的に大きく成長させ、銃を使った戦闘能力は、伊庭やディスティルを上回 る。

芯の強い性格と、周囲への優しさ、そしてその美貌は、新生GGG隊員の憧れの的で、それは男性だけ でなく女性にも及んでいるのだ。ある意味では夕菜達とて、その例外ではない。付き合って欲しいとの声は学生時代から絶えず、今も続いているが彼女は一向に なびかない。また、彼女はGGGを再編成したときには、本来そのリストに入っていないはずだった。それを付け加えたのは、彼女の過去に大きく関わってい る。そしてそれは、彼女が決して外さない左薬指の指輪も原因の一つなのである。

 

 

 

紅尉 晴明……… GGG作戦参謀にして長官・式森雷王の懐刀―――というよりはもしもの時の隠れ蓑―――である。

何時いかなるときであって冷静な態度を崩さないその性格は、一部自殺めいた作戦を考えたりもする GGGには無くてはならない存在だ。旧GGG作戦参謀とは180度違った性格の彼がこの座についているのは長官と のバランスをとるという説もある。

本来世俗にかかわる事の無かった彼がなぜこうも積極的なのか? それの胸中は彼のみぞ知る………

尚、口では和樹の解剖は諦めたといっているが、未だに狙っているという噂もチラホラあったりする。

 

 

 

高之橋 両輔………研究部所属のスーパーバイザー。普段は穏やかな顔をして、のっぺりといた話口調の彼だが、実 は世界十大頭脳に数えられる超天才である。世界十大頭脳とはその道に秀でた十人の者達をさす言葉であり、世界各国に共通している。

旧GGGからいる古株の一人だが、当時相当な高齢だったので、今では相当負担がかかっているはずで ある。それを押してGGGに復帰した理由はただ一つ………それが彼の勇気ある誓いだからである。

但し相当な 女好きが災いしたこともあり、過去に重大な事件を巻き起こしたことがあった。言葉の中に「98%〜」というのを入れるのが口癖。


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