「さ、ついたよ」

「いや、着いたよって…………翠鈴と二人で住むにはでかすぎるような気が」

隷に案内されて八神家が用意したという、これから自分と翠鈴が住むことになるらしい広大な敷地に建つ少々くたびれた感じの洋館を見上げながら和麻が呟く。

「まあここは神崎と八神の東京における活動拠点としても使うことになるだろうからねえ」

隷が何気にとんでもないことをほざく。

「…………聞いてねえぞ」

「フフ、いくら中古物件だからってタダでこんなお屋敷あげるはずないじゃないか。まあ拠点については敷地内にもう一軒建ててそこを使う予定だから。まあそ れまでは我慢してよ。」

「ってことは、神崎本家とかから誰か泊まりに来るのか?」

「うん。今東京に来てる兄さんと冬葉さん…………まあこの二人は1泊したら帰るらしいけど、君のところからは入居祝いもかねて五十鈴さんが来るってさ。 あー…………あと神崎のSSから警備の人が来ることになってる。」

「部屋足りんのか?」

「これでもまだまだ余裕あるはずだよ、いやー良かったねェ無料でセコム入れるようなもんじゃない。」

「(本気でいってやがる)」




和麻は溜息をひとつついて、敷地の面積だけなら神凪の本家くらいありそうな土地を見渡した。



















蒼と黒の饗宴

第3話

















深夜





「う、うわああああぁぁぁぁっ!な、何だ、何なんだお前はぁっ!」

同日、深夜。慎治は絶叫をしていた。周りには二つの生首と、首なし死体が二つ転がっている。

そして、慎治の眼前には一人の ―――人間?

慎治には自信を持って断言することは出来なかった。外見は人間以外の何者でもないが、その妖気は到底人の持てるものではない。

慎治と、30秒前まで生きていた二人は、揃ってなす術もなく結界に取り込まれ、二人は即座に首をはねられた。

謎の人物は指一本動かしていない。それなのに、冗談のように勢いよく首が刎ね飛ぶ瞬間を、慎治ははっきりと目撃した。いや、させられた。

慎治が生き残ったのは、他の二人より優れていたのでも、運が良かったからでもない。そのことを、慎治は誰よりもよく理解できた。

自分を嬲っているのだ。

この人身の悪魔は、慎治の恐怖と絶望を喰らっていた。一息には殺さず、じわじわと弄び、儚い抵抗を愉しんでいるのだ。

「何なんだよ、俺が何をしたってんだよ……………………」

「それ」何も答えず、足音も無くゆっくりと近づいていく。「それ」は一切の音を発しなかった。音も無く現れ、歩み寄り、不可視の刃を操る。

首を断ち斬った時でさえも無音だった。血まみれの二つの首は、自分たちが死んだことにも気づかず、酔いに身を委ねたまま緩んだ笑みを浮かべている。



慎治を嬲るように風刃が一閃。右腕が付け根からスッパリと切断される。超高密度の精霊で形成された刃は、骨と肉を豆腐のように切り裂いた。

「うわあああああぁぁぁぁぁっ!!」

絶叫をしつつ、慎治は無我夢中で炎術を起動した。死を目前にした集中力が、25年の人生で最高の威力を発揮させる。

慎治から放たれた炎が「それ」の全身を金色の炎に包みこむ。あらゆる魔を滅殺する、最高位の浄化の炎が暗闇をまばゆく照らす。

「や、やった!これなら……………………」

最高位の浄化の炎であるこの金色の炎には耐えられないだろう。慎治は勝利を確信する。

不意に、巨大な松明と化した「それ」が動き出した。慎治の期待に満ちた目が凍りつく。

「それ」は手を伸ばし、身体に纏わり付く金色の炎を無造作に鷲掴みにすると、一気に引き剥がした!

炎の束縛を逃れた「それ」はまったくの無傷だった。身体はおろか、服に焦げ跡ひとつ無い。「それ」は再びゆっくりと慎治に向かって歩きだした。

冴え渡る月光の下、音も近づく凶々しい影。それがどこか歪んだ。それでいてどこか人目を引き付けてやまない。異界の美とも言うべき美しさをはらんだ光景 だった。

「ひ、ひひっ、ひひいひひひっ、きゃはははあははははは!」

突然、慎治が奇妙な声で笑い出した。恐怖のあまり、精神の均衡が崩れたらしい。風刃が全身を切り裂いていくが、何の反応も示さず笑い転げている。

「それ」は反応のない慎治をなぶるのを飽きたのか、要らない玩具を放り捨てるように、無造作に慎治の首を刎ね飛ばした。

ゴトッと鈍い音を立て、三つ目の首が路上に転がる。生ある者を殺しつくしても、「それ」はまだ物足りないのか、執拗に死体を切り刻み続ける。

ものの数分で三つの死体が細切れに変わった。

親が見てもわからないどころか、もはや何の肉かもわからないだろう。

血と生肉の生臭い臭気の漂う結界の中で、『それ』は酷薄に嗤うと、空気に溶けるように消え失せた。

後には三つの生首が残る。身体とは反対に、傷一つ付いてない首が。いつの間にか門前に一直線に並び、それぞれが奇矯な笑みを浮かべた三つの生首は、まるで 門から出てくる者達に、

「悪夢の世界へようこそ」

と笑いかけているようにも見えた。

こうして惨劇が始まった。














「まだか!?いつまでかかる兵衛!!」

「―――しばしお待ちを」

背後で急かす男に、神凪において情報収集と後方支援を担当している風牙衆の長、風巻兵衛は振り向きもせず答え、そっと瞑目した。

その両手はまるで水でも掬うかのように窪めて、前に差し出している。

ひゅるり、兵衛に向かい風が吹いた。

風が空気に中に漂う妖気の残滓を運び、兵衛の掌に落としては過ぎ去っていく。

掌にたまっていく妖気を誰もが息を呑んで見つめていた。

門前に転がる三人の肉片が発見されたのは、翌朝になってからのことだった。

信じられない事態に、神凪一族は震撼した。

それも当然だ。目と鼻の先で身内が三人も殺されたのに、それを防ぐどころか誰一人気づきもしなかったのだ。

事実の究明のために、直ちに風牙衆が招集された。そして兵衛自ら空気中に残る妖気をかき集め、敵の正体を洗い出しにかかった。

「ぬう……………………」

「こ、これは…………」

呻きにも似た声が漏れる。

兵衛の再現した妖気はほんの掌大の大きさに過ぎない。

しかしその妖気の禍々しさと総毛立つほどの冷気はその場にいた者達を、最強を自称する神凪の術者達を恐怖させるには十分だった。

「これは風術によるものです。それも我々よりも桁外れに強力な風術士が、風の結界に三人を取り込み、虐殺したのでしょう」

兵衛の報告は特に有益なものではなかった。

現場を見れば一目瞭然と言ってもよかった。

「そんなことはわかっている!これは誰の仕業なのだ!?」

「これ以上のことは、もう少し時間を頂きませんと……………………」

当然の詰問に兵衛は言葉を濁す。

「さっさとやれ!!それだけが貴様の取り柄だろうが!!」

「やめんか」

重悟は罵倒する術者達を黙らせ、兵衛にねぎらいの言葉をかける。

「そうか、ご苦労だった。もう下がっていいぞ。―――ところで流也の具合はどうだ?」

宗主が自分の息子に気をかけていることが意外だったのか、兵衛は一瞬、ひどくうろたえた顔をした。

「は…………安静にしていれば支障はありません。しかし神凪一族のお役に立てるほどに回復することはもう……………………不甲斐ない

息子で、申し訳ありません」

「病気では仕方あるまい。流也を責めるな、養生させてやれ」

重悟のいたわりの言葉を受け、兵衛はひれ伏し感謝の意を表す。

「は…………ありがとうございます。部下に指示を出さねばなりませんので、これにて…………」

「よろしく頼む―――期待しているぞ、兵衛」

風牙衆の長は、無言で叩頭し、姿を消した。


















敵は風術師かつ神凪に深い恨みを持つ者。ある意味予想通りの報告に誰もが同じ思いを浮かべる。絶妙なタイミングで日本に戻ってきた男の名を。

「和麻じゃ!奴は復讐のために力を身につけ、日本に戻ってきたのじゃ!者共!裏切り者の和麻を殺せ!一刻も早く和麻を、奴を見つけ出し抹殺するの じゃ!!」

金切り声で喚き散らしているのは先代宗主、頼道である。

現役を引退しても尚、先代の威光を嵩に我儘勝手に振舞っているのだ。

それ故に一族のほぼ全員に嫌われているが、愚鈍なのか本人だけはそのことにまったく気づいていなかった。

「父上、先走りすぎです。和麻がやったという証拠は何一つないのですよ」

重悟は頼道の愚かという言葉さえ勿体ない言動を押さえようと口を挟む。

「手ぬるいっ!和麻以外に誰が……………………」

「先代、少し黙って頂きたい。あなたが口を出すと話が進みません」

耳障りな声で喚く頼道を厳馬が冷然と遮った。その目に浮かぶ侮蔑を隠そうともせずに。

大した実力もないくせに、いや当時宗家でも下から数えたほうが早かったくせに、謀略の才能と一族内のパワーバランスによって宗主に選ばれたこの男を、厳馬 は心の底から軽蔑した。

頼道が宗主の地位にあった三十数年間、神凪の力は史上最低にまで落ち込んだ。

なぜならば、頼道は神凪の象徴の神剣・炎雷覇を制御できず、かといって最強の呪法具を他人にゆだねる器量も持たなかったからだ。

その結果、炎雷覇は重悟が宗主になるまで倉庫に死蔵されていた。

厳馬は思う―――これほど愚かな話しはないと。

宗主の地位は最強に術者が継ぐ、それが彼の信念だった。

故に、重悟が宗主となったことを恨んでいない。自分の力が及ばなかっただけと納得している。

子を次代の宗主に就かせようとした時も、策略によらず、和麻を宗主にふさわしい術者に鍛えようとした。

頼道に信念がない。あるのは権力欲のみ。

厳馬はそう思っていたし、事実その通りでもあった。

そして、そうした考え隠そうともしない厳馬を、頼道もまた激しく嫌悪していた。

伯父と甥と言う近しい関係にあるだけに、二人の憎悪は一層激しく、深いものになっていた。

「お主、和麻を庇おうとしているな?いや、これはお主の企みなのではないか?和麻に異国の術を学ばせ、重悟と綾乃を殺し煉を宗主に仕立てるつもりではない だろうな?」

頼道はその矛先を厳馬に向ける。悪意が物質化し、粘液となって糸を引きそうな物言いに、さすがに周囲からざわめきが起きる。

「それは下衆の勘繰りと言うもの」

厳馬もまた同じように非礼な言葉で返す。彼はまったく気にも留めない。この男の言葉など彼にとって相手にする価値すらない。

「父上!いい加減になされよ!」

しかし重悟は、この暴言を聞き流すことは出来なかった。強引に頼道を退場させる。

「先代はお疲れのようだ。自室に下がって頂け」

「待たぬか重悟!厳馬を信じてはならぬ!儂の言うことを聞かぬと、必ず後悔することになるぞ!」

頼道は両脇を抱えられながら、荷物のように運ばれながら消えた。

「申し訳ない。父の暴言、私の顔に免じて許して欲しい」

重悟は畳に両手をついて頭を下げる。厳馬は如才なく応じた。

「気になさることはありません。先代も神凪を愛すればこそ、あのような発言をなさったのでしょう」

空々しいやり取りを終えると、二人は顔を見合わせ和やかに笑った。

はっきり言って彼らに頼道の相手などしている暇はないのだ。

『この話しはここまで』と言う暗黙の了解を得て、実務的な打ち合わせに入る。

「先代の言はともかく、タイミングが良すぎる事も事実です。一度呼び出して話を聞いた方がいいでしょう」

厳馬の口調は至って平静だった。到底、自分の息子を詮議している雰囲気ではない。

だが二人は思い違いをしている。和麻は神凪家とは法的には既に赤の他人であり、和麻がわざわざ神凪に出向く義理など少しもないのである。

また、二人は、和麻が八神の人間となっていることにこの時点では気づいていない。

もし分かっていれば八神、ひいてはその背後にいる神崎を敵に回しかねないような強引な手段には走らなかっただろう。

だが、風牙衆はそのことを報告しなかった。

風牙衆としては神凪と神崎が衝突して疲弊するか、そうでなくとも他の退魔方が神凪に対して不信感を持つようになれば自分たちも動きやすくなるだろうと考え たのだ。



「和麻は大人しく従うかな?」

「従わなければ、力ずくで引きずってくるだけのこと。少しばかり力を身につけたところで、所詮は和麻。二、三人でかかればたやすく捕らえられましょう」

だが、彼らはまだ知らない。自分達が踊らされていることを。日本に戻ってきた和麻の力。そして和麻が神崎の庇護下にあるという事実を。

「……………………よかろう。人選は任せる。一刻も早く和麻を連れてくるのだ」

「御意」

やはり他人事のように平静に、厳馬は息子の捕縛命令を受け入れた。













「綾乃様がお帰りになりました」

対策を練る二人に―――特に重悟には―――うれしい知らせが届く。

「おお、戻ったか!」

重悟の顔が緩み、厳馬は呆れた目でその様子を眺める。

待つほどもなく、彼女が現れた。

スパーンと景気よく開いた襖の先に、その場にいる全員の視線が集まる。

「ただいま帰りました、お父様!……………………って、どうかしたの?」

威勢良く現れた少女は、場の雰囲気に気づくと訝しげに訪ねた。

腰まで届くまっすぐな黒髪がかしげた首の動きにあわせて波打つ。

光り輝く美少女だった。少女の出現と共に、暗くよどんだ空気が一掃されていく。

その身から溢れ出す霊気が、室内を一気に祓い清める。

正体不明の敵の出現、そして身内の死。暗い話題をつき回していた者達は、まばゆい輝きが不安や焦燥を消し去っていくのを感じた。

朱を刷いた金―――まさに太陽そのものの輝きの前に、すべての暗い波動は存在することを許さないただそこに在るだけで、闇を祓い、光をもたらす強大な霊 威。

炎雷覇の継承者にして次期宗主の地位を約束された者。それが重悟の愛娘、神凪綾乃だった。






「報告はどうした、綾乃」

重吾が娘を嗜めた。緩みきっていた顔は、既に別人のように引き締まっている。娘の誇れる格好良い父親でありたい……それが重悟の信念だった。

「失礼いたしました」

綾乃はその言葉を聞きその場に平伏する。

「解き放たれし妖魔、完全に滅殺いたしました」

「うむ、よくやった」

術者として、宗主への報告を終えると、綾乃は無邪気に質問を繰り返した。

「で、何があったんですか、お父様?」



「ふーん、鼻先で三人も殺されたのに誰も気づかなかったか。確かに一大事よね」

事の顛末を聞かされた綾乃はさして驚いた様子も見せない…遠縁とはいえ、身内が三人も殺されたと聞いても、綾乃は落ち着いていた。

『一大事』との言葉も、『三人が殺された』ではなく『誰も気づかなかった』事を指している。

冷たいわけではない…何を優先すべきか、彼女はしっかり把握しているのだ。まだ十六歳の少女にしては、驚嘆すべき自制心といえた。

「その風術師が誰か、見当もつかないの?」

「疑わしいのが一人いる」

綾乃の問いに、重悟は苦々しげに答えた。

「……和麻だ」

「……誰、それ?」

本気でそう問い返してきた綾乃に、重悟は思わずこめかみを押さえ、頭を抱えそうになる。

「再従兄の名前ぐらい、覚えておけ…継承の儀で炎雷覇を賭けてお前と争っただろうが」

そう言われ…綾乃は顎に指を当て、首を傾げる…そして、その記憶が該当したのか、手をポンと叩く。

「再従兄って………もしかして、4年前に家出した和麻さん? あれって争ったっていうの?」

身も蓋もない言い方……正直すぎる娘の言葉に、重悟は横眼で厳馬の表情を盗み見る。だが、内心はともかく、外見からは厳馬の感情の揺らぎは読み取れない。

「確か、どっか外国にいったって聞いたけど……そこで修行して風術師になったって事?」

「そのようだ…最近日本に帰ってきたらしい……八神和麻と名を変えてな。殺された慎治が、昨日出会っていた。仕事がぶつかって、見事にしてやられたそう だ。相当な腕のようだな」

「和麻さんか……やっぱりあたし達のこと恨んでるのかな?」

「かもしれん」

重悟は無表情に…だが、重苦しい口調で答えた。彼とてその事を悩んでいたからだ。

「だが、そうだとしてもむざむざ殺されるわけにはいかん。万が一、和麻が犯人ならば、あ奴の命を以って贖わせる」

「万が一、ね」

綾乃はちらりと厳馬に眼を向ける。厳馬は眉一筋動かさず、綾乃の視線を受け止める…和麻を追い出した張本人と、その原因となった者の視線が交錯させる。

先に眼を逸らしたのは綾乃だった。術者としての実力はともかく、人生経験では向こうのほうが遥かに上…正直、腹の探り合いで勝つ自身はない。

不毛な争いはやめ、重悟に向き直る。

「で、どうするんですか? 討ちますか?」

和麻に対して遅れをとるなどとは毛ほども考えていない。

神凪家にいたころの和麻しか知らないのではそのように考えるのも仕方のないことかもしれないが。

「和麻がやったと決まったわけではない。取り敢えず、会って話をしてみよう思う」

淡々と物騒なことを言い出す娘に、重悟は危険なものを感じる。

炎雷覇という圧倒的な力を有するせいか、綾乃は何事も力ずくで解決しようとする傾向がある。次期宗主としての立場を自覚し、もう少し柔軟な思考をして欲し い。

重悟は常々そう考えていた。

「まだお前が動く必要なはい。別命があるまで待機していろ」

「………はい」

不承不承に頷いた娘に、重悟は労いの言葉を掛ける。

「ひと仕事終えたばかりで疲れているだろう、今日はもう下がって休みなさい」

「……解かりました」

納得した様子ではなかったが、綾乃は父の言葉に従った。

一礼すると速やかにその場を離れる。作法通りに襖を閉めるまで、一度も重悟と眼を合わせない当たり彼女の抱いた不満が如実に現れていた。

「………我侭娘が」

重悟はため息交じりで呟く。しかしそんな苦々しい口調をもってしても、娘への溢れんばかりの愛情を隠し切ることはできなかった。















ちょうどその頃 八神邸では―――――――――






「ああ貴広さん、警視庁でのうち合わせもう終わったんですか・・・って後ろで虚ろな目をしてる人たちは一体・・・」


「……………………なにも…………言いたくない……………………」


そのまま貴広はあてがわれた部屋に引きこもりその日のうちに外に出ることはなく、しばらくの間この洋館に滞在することになった。



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